「添付をご覧ください」はNG!履歴書・実績表を送る時のコツ
ブログ担当の酒井です。
クライアント(候補)に、履歴書や通訳・翻訳実績表、送ること、あると思いますが・・・ 見て欲しいファイルをメールに添付して、「添付いたしましたのでご覧ください」なんて送っていませんか?
その実績表の送り方、NO GOOD です!
とはいえ、ほぼすべての方が上に書いたように送っているはずです。例えば・・・
件名:通訳者登録の件
本文:
たいへんお世話になっております。英語会議通訳者の酒井と申します。
この度貴社のサイトにてIT関連通訳者募集のご案内を拝見し、
登録させていただきたくメールを送らせていただきました。添付にて私の履歴書および通訳関連実績表をお送りいたしますので、
ご査収ご検討の程、謹んでお願い申し上げます。他に必要な書類等ございましたらお手数ではございますが
ご指示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
酒井 秀介
080-xxxx-xxxx
xxxxxx@gmail.com
東京都港区xxxx添付ファイル:Resume(酒井秀介).pdc、 通訳実績表.pdf
的な?
もちろんもう少し時節の挨拶を入れたり、具体的な募集内容に触れたりすることはあると思いますが、僕が通訳コーディネータ時代に受け取ってきたメールのほとんどはこのような感じでした。あなたのメールは大きく違っているでしょうか?
では、この送り方、どこが NO GOOD なんでしょうか?
ポイントは、『通訳コーディネータにかかる手間』です。
『手間? ごく普通の常識的な(そしてビジネスマナーに適った)メールだし、手間なんて別にないのでは?』と思うかもしれません。でも実は、このメールの送り方では、これを受け取った僕たち通訳コーディネータにとって心理的に『メンドクサイ』と思わせてしまうリスクがあります。
少し考えてみてください。僕たち通訳コーディネータは、このメールを受け取って、なにがメンドクサイと思うでしょうか?
答えは・・・
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考えてみましたか? 答えは・・・
『添付ファイルを開くのがメンドクサイ』
でした。
意外と思いますか? それとも、『それくらいメンドクサがらないでよ、メンドクサガリすぎるでしょ!』と思いますか?
でも、考えてみてください。あなたがもし、誰かから受け取ったメールがこんなメールだったら・・・
本文:
詳細は添付ファイルをご覧ください。
以上よろしくお願いいたします。
酒井添付:xxx.pdf
これ・・・『メンドクサイ!』と思いませんか? もっと正確に言えば、『本文に書けよ!』と・・・思いませんか?
どうでしょうか、添付ファイルを開くのは『ちょっとした手間』かもしれませんが、本文に書けば『不要な手間』なのに、そうしてないから『メンドクサイ』・・・この心理、ちょっと想像してもらえましたか?
そう、つまり、この記事で僕がお伝えしたいのは、『本文に書け!』ということ。
もちろん、履歴書や通訳実績表の内容をすべて本文に書くことなんてできないし、それは非常識。ですが、その一部、要旨、『特に伝えたい=注目して欲しい履歴や実績』を抜粋して本文に書くことは簡単にできるはずです。それをやりなさい、ということ。
そこ(本文)に書いてある履歴や通訳実績が魅力的に思えれば、添付ファイルをクリックして開くなんて手間は手間に感じませんし、むしろ興味を持って目を通したくなります。
『めんどくさいなぁ』と思われるメール、『ちょっとした思いやり』で『おっ、どんな通訳者なんだろう』と思われるメール、どちらを出せる通訳者でありたいですか? もちろん、後者ですよね?
僕が常に口にしている『マーケティングは思いやり』。こういうことなんです。