【コーディネータのホンネ】履歴書や通訳実績表、読むのメンドくさい
通訳エージェントやソースクライアントにエントリーする時に、履歴書や通訳実績表、送りますよね?
送った履歴書や通訳実績表…ちゃんと読まれてると思ってるでしょ?
残念ながら、それはちょっと、甘い期待かもしれません…
せっかく送った履歴書や通訳実績表が読まれないって、どういうことなんでしょう?せっかく送った書類が読まれてないとしたら、ちょっとショックですよね… でも、「送ったんだから読んでくれるだろう」は少し考えが甘いかもしれません…
もちろん、送った状況にもよります。
通訳エージェントから、特定の通訳案件のために送ってくれと言われて送った場合は、さすがに通訳コーディネータも送られてきたものを読みます。自分から頼んでいるわけですし、その通訳案件のために実際に履歴書や通訳実績表を読む「必要性」があるからです。人は、必要性があれば行動します。
でも、もしあなたの方からエントリー、アプライというカタチで、自分から通訳エージェントやクライアントに履歴書類を送った場合は… もしかしたら、読まれていない、または、適当に流し読みされている、かもしれません。
なぜ、こんなことが起きるのでしょうか?通訳エージェントは常に通訳者を求めているのでは?
その答えはYESであり、NOです。通訳エージェントは常に「自分たちの役に立つ、自分たちの案件を依頼できる」通訳者を求めています。あたりまえですが通訳者なら誰でもいいわけではありません。「そんなのわかってる。だから、役に立つかどうか、依頼できるかどうかを判断してもらうために履歴書や通訳実績表を送っているんじゃないか」と思いますよね。
家のポストのチラシ、ぜんぶ読んでますか?
たぶん、すべては読んでませんよね?ほとんどのチラシはそのままゴミ箱行きだと思うのですが、どうですか?中身を見もしないで捨てるチラシであふれかえっていませんか?たくさんのチラシが入っているのを見て、「またか…」なんてうんざりしていませんか?
通訳エージェントには多くの通訳者からの履歴書、通訳実績表が届きます。つまり通訳コーディネータは、それを見飽きている、見慣れきっています。通訳コーディネータも履歴書や通訳実績表を読むのはメンドくさい、うんざりしているとすれば…
もちろん、通訳者の履歴書や通訳実績表をあなたの家のポストに詰め込まれている「チラシ」とまったく同じに考えるわけにはいかないと思うのですが、でも、そのくらいに考えた方がいい、ということです。「送っているから読んでくれるでしょ」は、「ポストに入れているから読んでくれるでしょ」と、本質的には同じです。もし、チラシの送り主が「先日入れておいたチラシ、読んでくれましたよね?」と言ってきたとしたら、あなたはどう思いますか?
読まれるチラシと、読まれないチラシがある
それでも、たまには目を惹くチラシもあると思うんです。「おっ?」と目を止めてしまう、中身を読んでしまうチラシが。そのチラシと、読まれもしないでゴミ箱に直行するチラシと、違いはどこにあるんでしょうか?そこに、あなたの履歴書や通訳実績表が読まれる確率を上げるヒントがあります。
どんな工夫をすれば、あなたの履歴書、通訳実績表が、他の通訳者のそれよりも相手の目を惹くでしょうか。ぜひ、ご自宅のチラシを見ながら、考えてみてくださいね。考えてもわからない、答えを知りたい、と思うなら… ぜひ酒井に訊いてください(^_^)