【通訳実績表は、WORD? EXCEL?】 20ページの通訳実績表を受け取ったコーディネータの気持ち

今日のタイトルは「【通訳実績表は、WORD? EXCEL?】 20ページの通訳実績表を受け取ったコーディネータの気持ち」です。

今日は普段よりももっと具体的、細かいレベルのTipsを。通訳者なら常に通訳エージェントから求められる、「通訳実績表」について。

コーディネータ時代によく訊かれた質問。

Q. フォーマットは決まっていますか?

回答は決まっています。
「特に指定はありません、自由形式でお願いします」

当然ですが、いろんな通訳実績表に目を通してきました。

・業務の分野別(IT・製薬・金融・・・)に分けたタイプ

・業務の内容別(カンファレンス・社内会議・・・)に分けたタイプ

・通訳形態(逐次・同時)で分けたタイプ

・時系列で並べたタイプ

などなど。

フォーマット以外にも、いろんなことを気にされていると思います。

・何年分くらい出せばいいんでしょう?10年選手は10年分?

・具体的な企業名は出した方がいいんでしょうか?でも機密保持上よくないですよね? ←とても多い質問です

・通訳コーディネータは全部目を通してるんですか?どんなところを見てるんですか?

・小さな仕事でも全部書いておいた方がいいんでしょうか?それとも選んだ方がいいんでしょうか?

などなど。などなど。

これらのすべての質問に対する酒井の回答は、なんとどれも同じです。それは、、、

「私にはわかりません」です(^_^;)

いや、ふざけているわけではなく、本当にわかりません。というか、正確に言えば「正解はない」となります。求められている状況や相手によって「適切な実績表」は変わるはずだからです。

ただし、ひとつアドバイスはできます。

「実績表を受け取る、見る相手(コーディネータ)の気持ちを考えてあげてください」ということです。

相手は何を求めて、何を目的にあなたに実績表の提出を依頼してるんでしょうか?どんな実績表を出して欲しいと思ってるんでしょう?それは私よりも、依頼されているあなたの方が知っているはずですし、知っているべきです。だから、「私にはわかりません」なんです。

タイトルの通り、実績表をお願いしたら20ページに渡る立派な(皮肉です笑)通訳実績表を送ってきてくれた通訳者さんがいました。どんなメッセージを受け取ったかというと、、、「ああ、この20ページの中から、僕が必要な情報をどうぞお好きに探してください、ということね」です。

もちろん、こちらから「これこれこういうことで、こんな情報が欲しいからこんな実績表を出してください」という伝え方が足りなかったのかもしれません。でも、受け取った時はそんな風には思いませんでした。 そして、いま振り返ってもそれはそれで良いと思います。なぜなら、「顧客に対してわかりやすい情報を届けるのはサービス提供側の義務」だと思っているからです。電気屋さんに行って、20ページに渡る取扱説明書を渡されて、「あらこれがあればすべてわかるわね、親切ね」と満足できそうですか?

ぜひ、通訳実績表の提出を求められた時は、求めた側のニーズを踏まえて、「相手に配慮した」実績表を作ってみてくださいね。

あともうひとつ。

大きく分けてWORDで作る方とEXCELで作る方がいらっしゃいます。
どちらも良さはありますが、EXCELですべての案件を記載した実績表を作っておけば、フィルタリング機能を使って「IT分野を抽出した実績表」とか「金融分野だけの実績表」が比較的簡単に作成できる、というメリットがあります。どっちがいいの?と思っている方の参考になれば幸いです。

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