どのお店の人形焼きを買う?
ブログ担当の酒井です。
先日、母を招待して横浜中華街、そして浅草寺を観光してきました。浅草寺の仲見世に行くのも久しぶりでしたが・・・ 人形焼きを売っているお店がひしめいているのを見て考えました。
仲見世で人形焼きを売るならどうやって選んでもらうかな。
皆さんなら、どんな工夫をしますか?
浅草寺の仲見世に行ったことがある方はお分かりかと思いますが、あらゆるお店で、人形焼きが売られていますよね。この店、あの店、隣の店、、、本当に人形焼きだらけなんです。 こんな中で、自分のお店の人形焼きを選んでもらうには・・・
おっと、他人事みたいに「さあ・・・」ですませようとしてませんか? それなら・・・
仲見世=通訳者データベース
店舗=通訳者
人形焼き=通訳サービス
なんて置き換えてみたら、考える気になりそうですか? 通訳者データベース(仲見世)にたくさんいる競合の通訳者(店舗)の中から、どうやってあなたの通訳サービス(人形焼き)を選んでもらえるようにするのか。あなたが売り方を考える、これっていい練習になると思います。
・・・と言われて、こんな風に思うかもしれませんね。
『通訳サービスを人形焼きと同じにするなんて乱暴すぎる。通訳サービスは人形焼きのように”どこでもいっしょ、誰でもいっしょ”の品質ではない』・・・なんて?
そうですね、通訳者によって通訳の品質は違いますよね。そしてもちろん通訳コーディネータは、仲見世を訪れる観光客が人形焼きについて持っている情報よりも多くの通訳者情報を持っています。ですが、人形焼きの品質が似たようなものだと思われているのと同じくらいに、通訳の品質を考える際に理解しておくべきことがあります。それが、『品質が目に見えない』こと。
人形焼きは『どれも同じに見える』、通訳サービスは『見ることができない』。これって性質は違いますが、顧客が『どう選んだらいいのかわからない』という点ではまったく同じことです。
- 食べたらわかる、依頼したらわかる?
確かにそうかも。人形焼きは試食させているお店もあります。じゃあ、あなたの通訳サービスは「お試し」できるようにしてますか? ・・・なんて言いながら、通訳コーディネータは心の中では『トライアルが良くても本番でお願いしてみなくてはわからない』と思ってるんですが。でも、お試しできるような仕組みはないよりもあった方がいいですね。 - 価格を下げる?
人形焼きの価格はどこで買っても同じようです。取り決めがあるんでしょうか。通訳者はレートは自由に決めれますね。でも・・・価格競争、したくありませんよね? だから価格を下げて選んでもらう、は理想の答えからは程遠い。 - 品質を上げる?
人形焼きの美味しさが、A店とB店で大きく違うようには思えません。正直、多少の違いじゃあまったく区別がつかないと思います。通訳者の品質もとってもわかりにくいですね。必ずしも通訳スキルの高い通訳者が顧客満足度が高いかというと・・・そうでもないのが実情です。
・・・とまあ、いろんなことを考えていくと、たかが人形焼きと侮るなかれ、良いマーケティングの材料になります。僕的にはこれを『マーケティング脳』なんて呼んでますが・・・
実はこの問題、5ヶ月養成講座の受講生の皆さんでも考えてもらった題材です。『皆さん、どんな工夫がありそうですか?』って投げかけたら、いろんな楽しいアイデアがたくさん投稿されていました。こんな感じで楽しくマーケティングを勉強しています。(マーケティング脳に洗脳を進めているという話も・・・?)
僕的には、人形焼きだけではない、通訳翻訳その他のビジネスでも共通するような『僕だったらこうするな』というアイデアを皆さんにシェアしたんですが、、、その答えが『どうしても気になる!』ようならあなたのアイデアも書き添えてメッセージをください。あなたにもこっそりシェアしますね (^_^)
ぜひ、あなたが選ばれる工夫、考えてみてくださいね。