ウィル・スミスのマーケティング
ブログ担当の酒井です。
『マーケティング』ってどんな人に必要だと思いますか?
もしかして、「売れない人」に必要で、「売れている人」には必要ない、なんて思っている方もいませんか?(カセツウを読んでくださっている皆さんならそんなことないか笑)
ウィル・スミス。ご存知ですよね。押しも押されもせぬ人気俳優です。酒井も好きですよ。
で、なぜ彼の名前が出てくるか。ウィル・スミスも自分自身の成功にキッチリと『マーケティング』を意識して活用しているからです。
いま、『マーケティング・オートメーション』と呼ばれるコンセプトが浸透してきているのですが、そのリーダー企業にマルケト社という会社があります。そのマルケト社、大規模なカンファレンスを主催しているのですが、、、
今年のカンファレンスのゲストスピーカーがウィル・スミスでした。
いくつか関連の記事を読みましたが、ラッパーでもあるウィルが入場したとたんに始めたラップで会場がグッと一気に盛り上がったそうです。いいなぁ。
参考記事でも書かれていますが、こうしたカンファレンスのゲストには、テーマに関する知識見識がないけどネームバリューで呼ばれる方もいる、そんな時のスピーチは「しょーもない」ものですが、ウィルの場合は違ったと。俳優ウィル・スミスとして、しっかりと自分のターゲットを理解しようとし、自分が忘れられないためのマーケティングを意識的に行っているのが伝わるスピーチだったようです。
俳優女優とか、ミュージシャンとか、画家とか。
そうした「アーティスト」と呼ばれる方々には「マーケティング」という単語は似合わない気もするかもしれません。しかし、実際はウィルのように自分で考えることができる人もいれば、本人ではなく周囲のマネージャーやプロモーターが代わって行っているケースもあるにせよ、有名であったり売れている方々のすべてにマーケティングは行われていると考えてよいと思います。
ということは、通訳者だって同じですよね。
技術職・専門職だからといって、スキルを磨けば売れるというわけではありません。高い演技力を持ってずっと人目につかない裏道で演じていても売れないのです。誰かに見てもらわないと価値がありません。
私たちひとりビジネス(通訳者だって立派な”ひとりビジネス”です)ではマネージャーやプロモーターをホイホイと雇うのは難しいところがあると思いますから、まずは自分でやる必要があります。そのうち、本当に忙しくなってきたら雇うことも考えたらよいと思いますが・・・(そこまで忙しくなったらそれはそれで本望ですね!)
ウィル・スミスだって意識して行っているマーケティング、「通訳者の私には必要ない」なんて・・・言いませんよね?