高レートなのにクライアントに「安い!」と思ってもらう秘訣
ブログ担当の酒井です。
タイトルを見て、反射的に、無意識に、『そんなわけない』『いつも値切られる』なんて思った方も多いかもしれませんが・・・
でも、事実です。
『通訳コーディネータは、あなたが思っているほど通訳料にこだわっていません』
もっと極端に言えば、いくらでも払いたがっています。
といってもこのままではあまりに乱暴なので、説明していきます。
先日の記事で、通訳コーディネータが求めていることは、実は通訳の「機能」ではなく、あなたが与える「価値」だというようなことを書きました。今日はその応用編と言えるかもしれません。
あなたの通訳料を構成する要素は、「通訳スキル」だけではないはずです。ザックリとまとめると、「パフォーマンス」と言えます。
「パフォーマンス」は、さらに細かく構成を分けることができます。
・通訳スキル
・通訳料(割安感)
・コーディネータへの対応(もっと細かく分けられます。返信の早さ、文章の書き方、電話のしかた、話し方、、、)
・クライアントからの評価、評判
・通訳パートナーからの評価、評判
他にもいろいろ出てきそうです。こういった要素をまとめて、「パフォーマンス」と呼びましょう。
そして、通訳コーディネータはこの総合的な「パフォーマンス」に対して、「高い」とか「安い(お得)」とか感じています。つまり、通訳スキルだけではありません。(そもそも僕の場合は自分で通訳スキルを判断・評価できませんし)
ということは、通訳スキル以外の「パフォーマンスを構成する要素」で通訳コーディネータに価値を感じてもらえれば、「通訳料」と呼ばれている「あなたの価値、対価」は高くしても発注してもらえることになります。
それを極端に言えば、「僕のやってる面倒な仕事をどんどん簡単にしてくれる通訳者さんであれば、もっと払ってでもお願いしたいよ」という心情になるわけです。事実、僕はそう思っていましたし、そういう方には実際にエクストラでお支払いするケースもありました。
そしてこのトピックでもうひとつお伝えしたいのは、「通訳エージェント」の思惑(メリット)と「通訳コーディネータ」の思惑(メリット)は一致しているわけではない、ということ。
この辺の構造を理解できると『あ!そうか!』という目からウロコを感じていただける、、、のではないかなぁと思います。