どっちが簡単?起業と通訳

ブログ担当の酒井です。

カセツウに相談に来てくれる方は『通訳者になりたいんです』という方も多いんですが、すでに通訳学校に通って通訳スキルを身に着けている方もいれば、これから通うか考えている、という方もいらっしゃいます。

そんな方には、『外国語はもうある程度できるんだから、それを活かして通訳に拘らずに何かで起業したら?』と勧めてみることもあるんですが・・・

『え・・・起業ですか? それはわたしにはちょっと難しくないですか・・・?』

って反応が返ってくることが多いです。ここで問題。

起業と通訳、成功するのにどっちが簡単?

 

こう考えてみると、決して『通訳の方が簡単そうです』とは言えないと思うんです。でも、多くの方が『起業は難しそう、通訳ならできそう』と思ってしまう。

一方で、僕の立場からすると、通訳者になるよりも起業する方がよっぽど簡単そう、なんて思っちゃうんです。

さて、このギャップはどこから来るんでしょう?

 

これ、考察してみるとなかなか面白いところに理由がありそうでした。

 

1.『知っている』か『知らない』か

まず、そのことについて知っているか知らないか、これが大きい。『イメージができるか、どうか』と言い換えてもいい。きっとほとんどの方は通訳についてはいろいろ調べてきていますし、通訳学校から情報も得ているでしょう。通訳学校の体験講座にも参加したかもしれない。なので、『通訳者になるまでの道のり』がボンヤリとではあっても見えている、イメージができる。

一方、僕にいきなり『起業したら?』と言われても、それまで起業についてちゃんと調べたこともないし、起業とひとことで言ってもどんな業種で何をネタにするのか無数にあるので『起業』という単語だけではそれ以上のイメージがしづらい。

なので、『通訳者になる → 知っている → イメージができる → できるかも』と、『起業家になる → 知らない → イメージが湧かない → 難しそう』と捉えてしまってるんじゃないでしょうか。

僕の方は、起業することについてずっと調べてきましたし、学んできたし、自分がそうしてきた、なので、どんなものか、どうすればいいのか、少なくとも自分のレベルまで到達するにはどんなものか、イメージが付きます。だから、『いや、あなたもできるでしょ』とイメージができる、言える。

そして僕は『通訳者になる』というルートについてもちゃんとイメージができる。

どちらもイメージができる僕が、『これから通訳者を目指す道』と『これから起業家を目指す道』を比べた時は、『起業家の方が成功しやすいでしょ!』と思えるわけです。

もちろん、すでにある程度の通訳スキルを身に着けている場合はまた変わってくると思います。これはあくまで『どちらもこれから』という状態の人を想定した場合、です。

 

2.『起業』と『通訳』をベツモノだと考えている

これに気付いて『なーるほど』と思いました。僕自身、この問題について考えていて『あ、そうかー』だったんですが。

通訳者になる方が簡単そう、通訳者にならなれそう、と言う方は、通訳者になるためのルートを『通訳の勉強をして、通訳のスキルを磨く』ところで止めてしまっているのかなと。それであれば、確かにできそうですよね。だって自分が頑張って勉強して、頑張って通訳スキルを磨けばいいんですから。5年ほど努力を続ければ通訳スキルは身に着くでしょうし、それならイメージもしやすそうです。

ところが!

もしかして『その後』をあまりイメージしてないんじゃないか、思考を停止させてるんじゃないか、と。

『通訳者としての成功』は、『同時通訳が高いレベルでできるようになる』ことじゃないはずです。成功するための『要素のひとつ』ではありますが、イコールにはなりませんよね。

そこから自分のリソース(この場合は通訳スキル)を活用して『ビジネス』をしていかなくてはならないわけです。これって・・・起業と何が違うんでしょう? 同じじゃない?

 

ということは、どちらのルートも行きつくところは同じ、ということになるんじゃないでしょうか。

 

これから頑張って通訳スキルを身に着けて、5年後に『起業』するのか、

持っているリソースやスキルを活用する方法を探して、いま『起業』するのか、

 

こう比べたら、『いま』の方がいいような気がするんですけどね。

そう、『通訳者になりたい』と言っているあなたも、『起業家にならずに通訳者になることはできない』ということ、心に留めておいてください。

 

補足: まあこの辺は僕の理屈なので、ツッコみどころもいろいろあるのかもしれませんが、ご容赦!

 

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