複数言語が通訳できれば売りになる?(パスタ屋のうどん)

ブログ担当の酒井です。

複数言語の通訳ができるのは “ウリ” になるんでしょうか?

 

例えば、日英の通訳者が日仏や日中も通訳できる、というケース。これって通訳者としての強みになるんでしょうか? 印象では強みになりそうですが・・

これはあくまで僕の個人的な印象、僕が通訳コーディネータとして勤めていた環境では、という前提ですが、通訳コーディネータとして通訳者さんに「わたし、日英以外に日仏(または日中)も通訳ができます」と言われても、、、

あんまり関係ないけどね、と思ってました。

 

想像してみて欲しいんですが、ランチにパスタを食べたいなー、と思う日もありますよね。そこであなたは目を付けていたパスタ屋さんに入り、カルボナーラを注文するわけですが・・・

シェフがこんなことを言い出します。

「僕、うどんも得意なんですけどよかったらどうですか?」

・・・あまり惹かれませんよね?

 

いやいや、でも中にはうどんに目がない人もいるでしょう。それに、毎日パスタを食べるわけじゃありません。今度はうどんもいいかな、次はうどんを試してみようかな、と考えるかもしれません。でも・・・

そのカルボナーラがおいしくなかったら? ・・・うどん、もう試しませんよね?

 

僕が勤めていた通訳エージェントの場合、といっても多くの通訳エージェントでも同様だと思いますが、、、いちばん求めているのは日英の通訳者さんです。そこに求めているのは「日英」の通訳スキルです。

日英の通訳スキルを求めている相手に「日仏いかがですか?」と言っても、「まあ、また今度、機会があれば」くらいの反応ですし、ましてやもしも本来求めている日英の通訳スキルがイマイチだったとしたら・・・ 日仏が試されるわけがありません。

ただもちろん、普段はパスタ(日英通訳)を食べているけど、たまにはうどん(日仏通訳)を食べるお客(通訳エージェント)もいるわけです。その時に、普段おいしいパスタを提供していれば、「じゃあ今度はあの人のうどん試してみるか、パスタもおいしいしきっと期待できるぞ」となる可能性はあります。

 

なので、もしあなたが複数言語の通訳ができるとしたら、こんなことに注意しながら活用してみてください。

・まずは相手が求めるメイン言語でお役に立つ
日英通訳でエントリーしたら日英通訳で、日中通訳でエントリーしたら日中通訳でしっかりと価値を提供しましょう。その他の言語ペアはそのあとの話です。

・複数言語の通訳を喜んでくれるお客を見極める
日英通訳案件100%の通訳エージェントに「日仏できます」と言っても「そう、すごいね、ウチには関係ないけど」です。では、「日英に加えて日仏もできた方がベター」と感じているクライアントはどんなクライアントでしょうか? 仏系企業?大使館関連?それとも仏系企業と取引をする会社? うどんを食べたくない人にうどんを勧めても相手は嬉しくもなんともないのです。

・複数言語を身に着けた努力や根性、環境などのアピールに使う
事実として複数言語を通訳できる通訳者は多くないわけです。だとすると、そこまでのレベルに到達するまでの努力もあったはず。それをアピールする証拠として使う、という手もあります。日仏そのものを使うわけではありませんが、ひとつの活用法です。

 

個人的には何言語もできる方って、すごいなーと思います。僕自身、外国語の勉強は好きで、これまで英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、などを勉強したりほんの少しかじったりしてきましたし、それをちゃんと使えるレベルまで仕上げる努力は素晴らしい。残念ながら僕の方はどれもモノになっていないので・・・(^^;)

せっかく努力をして身に着けた技能ですから、「使えないなー」じゃなくて、「どうやったら使えるか」を考えてみると、また新たな道が拓けてくると思います。

 

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