ガイドマッチング事業の終わり
ブログ担当の酒井です。
ガイドマッチングサービス「travee」が終了するそうです。
上の画像は僕に届いたメールのキャプチャです(リサーチ目的でガイドとして登録していたので)。
ネットでリリースされてないかと思って「travee 終了」などで検索したんですが、どうやらそう言うのは出てないみたいなので、僕に届いたメールの内容を転記しておきますね。(連絡先等は除外しました)
平素は、弊社サービスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2018年1月4日にサービス開始いたしました
ガイドマッチングサービス「Travee」事業につきまして、
2019年2月28日(木)をもってサービスを終了させていただくこととなりました。
2017年5月26日に「通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律案」の議決を受け、 急増する訪日外国人旅行者への受入環境の充実を目指し、ガイドマッチングサービスを行ってまいりました。しかしながら、当社における事業化・システム構築が期待する水準には至らなかったことからこの度のサービス終了の結論に至りました。
これまで当社のガイドマッチング事業の運営に伴い、応援・後押ししてくださった ガイドの皆様に心より感謝申し上げると共に、今事業終了により皆様にご迷惑をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。
『Travee』新規予約受付終了
2019年2月5日(火)※9:00~18:00の間(日本時間)予定『Travee』サイト閉鎖
2019年2月28日(木)18:00(日本時間)※予定
サイト閉鎖後も、グループ会社の 株式会社アクティビティジャパン にて
皆様がガイドをされるプランを掲載することで、
旅行者からの予約を受けることが可能になります。
ご興味がございましたら、是非掲載ご登録お願い申し上げます。(以下、連絡先等なので省略)
だ、そうです。
で・・・このニュースを知ってどう考えるか、がまた大事かなと思います。
「あの」HISが取り組んで「事業化・システム構築が期待する水準には至らなかった」のか・・・サービスを継続させることが難しかったのか・・・
ということは、通訳ガイドというお仕事はもうビジネスとしてはかなり厳しいんじゃないか・・・これ以上取り組んでも先細りなんじゃないか・・・
と思う人も中に入るかもしれません。ですが、僕の捉え方はまったく違っていて、こんな風に考えます。
「あの」HISが取り組んで難しかったのか・・・サービスを終了させたのか・・・
「だったら」自分みたいな個人事業主「なら」入り込める余地があるんじゃないか・・・
まあ実際は僕は通訳マッチングを事業としてはやるつもりがないので取り組んだりはしないと思いますが、大手や企業が取り組んでうまくいかなかったケースでも、個人や零細であればうまくいくケースもたくさんあります。
理由は様々ですが、まずは市場規模。
HISのような大企業が事業として継続させていくためには、売上も数億円だか何百億円だか必要になるんだと思います(規模はホントにわからないので適当です(^^;))。
ですが、僕らみたいな個人事業主には数億円の売上なんて必要ありません。自分や自分の家族が幸せになれるだけのお金があれば十分なはずです。
だから、大企業にとっては「ビジネスにならん!」と判断される市場でも僕らにとっては「十分なビジネスチャンス」です。僕にとってのカセツウなんてまさにそうですね(^_^)
もうひとつわかりやすいところを挙げれば、運営コスト。
必要な売上にも関わる点ですが、大企業は何かをやろうと思えば個人の裁量や行動では動かせません。そこには莫大な人件費やプロジェクト費が発生します。
でも僕らは?
通訳や翻訳をやっている皆さんならわかる部分もあると思いますが、極端な表現をすれば、「自分が頑張れば」金銭的なコストはほとんどかかりません。
(余談ですが、かつて翻訳の入札現場に行った時に、個人事業でやってるんだろうな、という方がとんでもない低価格で落札していったのを目にしました。「あれ、、、自分ひとりで徹夜でもなんでもやれば少なくともお金は入る」くらいの感覚なんだろうな、、、」と思ったことがあります)
今日の話は通訳や翻訳というよりも、「ビジネスパーソン、起業家としての考え方」に近い内容ですが、こうした考え方を意識しているかどうかが「単なる下請け・単なる外注先」の通訳者・翻訳者になるどうかの分かれ目です。
ぜひどこか覚えておいてください(^_^)