時代遅れの通訳者(翻訳者)

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カセツウ通信 2020.8.16
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酒井@東京です。

今月も地味にファスティング3日終了。
だんだん「毎月の習慣」になってきた。
いいぞ!

<時代遅れの通訳者(翻訳者)>

以下のご質問を匿名でいただきました。

↓↓↓↓↓

通訳者に提供する事前資料について、
大手エージェントなどはハードコピーの
送付を徹底してくれていますが、
それ以外はEメールで電子データを
送信してきて終わり、とする所が
最近では増えてきています。

私個人としては、事前勉強中に
紙にいろいろと書き込むので、
ハードコピーで作業する方がかなり
都合が良いですし、自宅で大量枚数を
出力するよりも、やはりエージェントから
ハードコピーを頂ける方が有り難いです。

最近の傾向はどうなのでしょうか?
タブレットを使えばタッチペンで
画面の電子データに書き込むことも
不可能ではなくなった今の時代、
自分のようなアナログ人間は今後、
時代遅れになってしまうのでしょうか?

↑↑↑↑↑

ご質問ありがとうございます(^_^)

通訳者への資料提供についてですね。
おっしゃること、なるほど~、ですね。

さて、この質問への「大枠の回答」は
半年ほど前に書いたこのブログ記事に
それっぽいことを書いていたので
その一部を抜粋しますね。

+++++

「仕事の前後」をイメージすれば差別化できる
(2020年1月13日公開)

例えば通訳の仕事なら通訳資料を
手配されると思いますが、
紙で出力して配送してくれる
通訳エージェントであれば、
「紙の資料は結構です、データだけ
いただければこちらで印刷します」と
言ってあげれば通訳コーディネータ
としては大助かりです。

(全文はコチラ)
(メルマガ内のみでの案内になります。)

+++++

つまり、コーディネータとしては
資料を紙じゃなくてデータでOKと
してくれる通訳者さんの方が助かる、
都合がいい、ということになります。

質問者さんが
「ハードコピーを頂ける方が有り難い」
と書いているのと同じように、
エージェント側、コーディネータ側も
「データ送付だけの方が有り難い」わけですね。

だからブログ記事では「紙は不要です」
というだけでも通訳者として選ばれる
可能性が上がる、と書いています。

そういう観点では質問者さんに
「紙資料でもぜんぜんOKですよ!」
とは答えることはできません。

実際僕もコーディネータ時代に
ほぼ同じ条件の通訳者さんがいた場合、
Aさんは「絶対にハードコピーください」
Bさんは「データだけでいいです」なら
Bさんにお願いしてました。

だってその方が手間もかからない
(=人件費の削減)し、プリント代も
配送料もかかりませんから当然ですよね。

ということで、今回の質問…

「時代遅れになってしまうのでしょうか?

これに対して「時代遅れです」とか
「そうじゃない」とか答えるのには
あまり意味を感じなくって、

「上記の僕の回答を読んで、
これからあなたはどうしますか?」
なんて、質問返し~、みたいな笑

それはあなたがご自分で
選択できることですから(^_^)

時代は変わる、環境は変わる、
条件も変わる、その中で…

変わった方がいい、
時代にあわせて柔軟に!

なんて言うつもりは
さらさらありません。ホントに。

「自分で選択する」ことが大事です。

カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介

P.S.
タイトルに(翻訳者)と付けたのは
質問は通訳者だったけど、翻訳者も
通じるところはあるよね、という
程度の意味です(^_^)

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