インバウンド投資はまだまだ伸びる
ブログ担当の酒井です。
特に通訳ガイドの方にとっては明るい情報かもしれません。
といっても僕は専門家でもないし、実は世界の動きとか経済、政治に関しては知らないことだらけなので、世界三大投資家の1人、ジム・ロジャーズ氏が書いた記事のご紹介です。
ジム・ロジャーズ「日本で今後伸びる産業3つ」
日本がオリンピック後に終わらない理由今後、日本において投資すべき産業は何だろうか。日本の産業界の活路は、どこに見出せるのだろうか。著書『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』より、世界三大投資家の1人、ジム・ロジャーズ氏が解説する。
インバウンド投資はまだまだ伸びる
私はツーリズム(観光業)を真っ先に挙げたい。個人的には、日本のツーリズム──観光業、ホテルや古民家に投資したいと思っている。
日本はすばらしい国で、名所もおびただしい数がある。さらに、後述するように日本人は何をやっても非常に質が高い。だから多くの人を引きつける。近隣諸国、特に中国人にとっては魅力的な観光地だ。
(出典:東洋経済オンライン 2019/02/13 )
だ、そうです。特に中国語の通訳ガイドさんにとっては朗報になりそうですね。
とはいえ、環境や状況がこうなるだろうという見込みだからと言って、それだけで通訳ガイドの全員が仕事にありつけるというわけでもないかと。
日本に来た観光客が全員通訳を必要とするわけでもないですし、僕自身、どこか海外に行った時には、言葉が通じない国であっても日本語を話せるガイドをお願いするということはほとんどありません。
ということは、やっぱりそこには「通訳ガイドを雇おうと思ってもらう理由」が必要ということですよね。
通訳ガイドの皆さんからすると、きっと「通訳ガイドを雇うと得られるメリット」はたくさん見えているのかもしれません。では観光客側にはそれは見えているでしょうか?伝わっているでしょうか?
案外この視点が抜け落ちている通訳ガイドの方も多いんじゃないでしょうか。
これも僕自身の話ですが、外国に行って日本語(または英語)ができるガイドさんを雇うと、自分たちだけで行くのと比べてどのくらい楽しめるのか、というのは正直わかっちゃいない、と思っています。
もしかするとガイドさんをお願いしないことでものすごい損をしている可能性もあるかもしれません。だとしたら、それを教えて欲しいなぁと。
日本だとそんなことはないと思いますが、国によっては海外からの観光客に対して普段の値段より高く吹っ掛けてくる場合だってあります。または、そもそもローカル価格と外国人価格が別に設定されているケースもありますね。
もしそうだとしたら、「僕を100ドルで雇ってくれれば、買い物で100ドル以上安く買いものができるよ」なんていうアピールもできると思います。そう言われると、「じゃあ、タダでお願いできるようなものかな・・・」なんて風にも思うかもしれません。(とはいえ、僕は買い物にもあまり興味がないのでこう言われてもきっとお願いしないんですが(^^;))
通訳ガイドのお話を例に書きましたが、これはあらゆる通訳者さんにとっても使える視点のはずです。
お客さんがあなたを通訳として依頼した場合と、依頼しなかった場合とで出てくる「違い」はどんなものがあるでしょうか?
それがたくさんあるならあなたを雇うべき理由として伝えられるでしょうし、もし思いつかないということなら・・・お客さんがあなたにお願いする理由がない、ということになってしまいます(-_-;)
ぜひその違い、書き出してみて下さい。