通訳者って?翻訳者って?
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カセツウ通信 2020.2.22
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酒井@富山です。
数日前には雪が積もってたのに
いまはもうあったかい…(^^;)
<通訳者って?翻訳者って?>
いやいや、サポートしている
「通訳者さん」とやり取りしていて
「ええ〜〜!?そんな風に思ってたの!?」
ってビックリしたことがありまして…
カセツウのサポートを受けている方を
対象に、定期的(いまは毎週金曜日)に
「グループセッション」を開いてます。
他の人の質問や相談って、
自分からは出ない質問や相談でも
耳にしてみると「あ、それ確かに
自分もある、聞きたい」ってこと、
多いんですよね。
わかりやすいところでは
「レート交渉ってどうすれば?」
なんてトピックはほとんどの方が
興味あるはずだし、気が合わない人
との付き合い方とかもそうかも。
そういう「潜在的に共通する悩み」は
案外多いし、それらに対する僕からの
フィードバックもやっぱり参考にして
もらえたりするものです。
なので、個別セッションでは「深く」
相談できるとしたら、グループは
「広がり」があるというか。
だから好きなんですよね(^_^)
で、そんなグループセッションですが、
サポートを受けてる方とのやり取りで
「そのトピック、ぜひグループで
投げてみて下さい〜」って送ったら、、、
「グループセッションって、
通訳者さん、翻訳者さんのための
ものじゃないんですか?」
って投げかけが来て。
「ええ〜〜〜〜!!??」って笑
というのも、その方は通訳ガイドを
お仕事にされているんですが、ご本人の
中では自分のことを「通訳者、翻訳者」
という区分には入れてなかった…
だからグループセッションも対象外…
って思われてたようなんです。
で、このやり取り、深いなぁ…って。
僕の中ではそもそもグループセッションは
「サポートを受けている方誰でも」が
対象のつもりだったし、まあもちろん
実際は「通訳者・翻訳者・またはそれを
志す人」が多いんですが、いずれにせよ
「通訳ガイド」ももちろんその中、
つまり「通訳者・翻訳者」に含めてます。
でも、その方の中ではそうじゃなかった。
何の話をしたいかって言うと、
「言葉の定義ってホントそれぞれ」
ということ。
僕も、そしてきっと皆さんも、
当たり前のように「通訳者」とか
「翻訳者」って言葉を使ってると
思いますが、果たしてその「定義」
ってどこまで明確にしているか?
実は通訳者、翻訳者という言葉に
限らず、言葉の定義を(少なくとも
自分の中では)明確にしておくって
とても重要なんですよね。
「もっと稼ぎたい」
「もっと仕事が欲しい」
「もっと通訳・翻訳がうまくなりたい」
「もっと頼られるようになりたい」
→ 「もっと」の定義は?具体的には?
→ 「仕事」とは?
→ 「うまくなる」とは?
→ 「頼られる」とは?
「人間関係を改善したい」
→ 「人間関係」とは?相手は?
→ 「改善」とは?どんな状態?
ましてや通訳、翻訳という仕事は
「言葉」を扱うプロなわけで、
自分が使う言葉、相手が使う言葉、
細かいところでも「その定義は?」
なんて考えるクセ付けをしておくと、
「言葉選びのセンス」の向上に
繋がるんじゃないかな。
まずはご自分が使っている言葉の
定義、自分の中で明確になって
いるかどうか、確認してみて下さい(^_^)
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介