[ワーク付き] 本人と通訳,どっちが正確?

ブログ担当の酒井です。

通訳関連のニュースをチェックしていたらこんな記事がありました。

河野太郎外相の“英語力”発揮はお預け 外相会談は同時通訳付きで実施 より正確なのはどちらか?

政府内には正確さを期す観点から重要会談は日本語を使うことが望ましいとの声がある。ただ、英語が得意な河野氏の場合、通訳を介すことで発言の真意が伝わらなかったり、誤訳に気付いたりする可能性があり、通訳係の外務省職員にとってはプレッシャーがかかる。今回、通訳の英語に河野氏が文句を付ける場面はなかったといい、同行筋は「その点は立派だ」と語った。

http://www.sankei.com/politics/news/170818/plt1708180028-n1.html

さて、本人が話すのと通訳者が入るのと、どちらがより正確なんでしょうか。

 

これを読んでいるあなたはきっと通訳者の側に立つでしょうから、『当然通訳が入った方がいいに決まってる!』と言いたいところかと思いますが・・・  それ、どうして?

どうして、通訳が入った方がいいの?
まず、この問いに対するちゃんとした答え、用意してますか?

ある見込み客が『今度、海外の企業と商談するんだけど、やっぱり通訳入れた方がいいのかなぁ。いちおう自分でも意思疎通くらいはできるんだけど・・・』と話していたとします。その時あなたは、その見込み客になんと言いますか?

『それは絶対通訳を入れた方がいいですよ!』

『そっかー・・・ なんで?』

『ええっとぉ・・・そのぉ・・・』 だと話になりませんよね。

 

次。

いくつかその理由を挙げたとします。例えば、正確ですよ、とか、いろいろ。

そしたら見込み客の次の疑問。

 

『それって、本当?』

要は、その証拠。あなたがいくら『通訳入れた方がいいですよ!その方が正確ですから!』と主張したとして、それが事実であることをどうやって証明できますか? どうやって見込み客に『そうなんですね』と納得してもらって、『じゃあ、通訳お願いします!』と言ってもらいますか?

 

通訳はカタチのない商品です。そのままでは『これですよ』と見てもらうこともできないし、触ってもらうこともできません。だとすると、どうやって事前に納得してもらえるんでしょうか。その品質を信じてもらえるんでしょうか。

これは買い手が考えることじゃありませんよね。売り手であるあなたが商品(あなたの通訳)の価値を伝える努力をする義務があります。いかにあなたが提供する通訳の質を事前に信じてもらうか。きっちりと伝えられるようにしておいてくださいね。

(ちなみに、これ、ここでは簡単に流してますけど、しっかりと時間を取って考えた方がいいですよ。実際にワークをしたらぜひ以下のフォームから感想と一緒に送ってみてください)

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