同通の交代時間は何分?
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カセツウ通信 2018.09.03
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【 カセツウ通信 】
同通の交代時間は何分?
カセツウ 酒井です。
さっそくですが、質問です。
同時通訳にペアやチームで
対応する場合、何分ごとに
交代するのが「あたりまえ」
だと思いますか?
いろんな答えがある
でしょうが、僕の中では
「15分」が標準でした。
同時通訳を手配する際に
分担、順番まで決めるように
していましたが、その時も
15分ごとに交代するように
割り振っていました。
(もちろん区切りなどで
10分や20分になることも
ありましたが)
ところが、先日参加した
日本通訳フォーラムで
登壇されていた方が、
「今は10分交代が増えている」
と話されていたんです。
「へえ、そうなんだ!」
と思いました。
そして、「業界の常識って
変わっていくな」とも。
それこそ大昔は通訳者の
現場での立場は「通訳者様」
で、ちやほやというか、
現場で一番偉い人かな?
と思われるような扱いが
「あたりまえ」だったとか。
いまはそんなことありませんね。
そんな通訳者がいたら一発で
干されます。
同時通訳の交代時間も20分が
主流だった時期もあったと思います。
通訳レートもそうですね。
時代?時期?によって
標準レートが変わっています。
AIの登場や進化もこれまでの
「通訳の常識」を変えて
いくことになるでしょう。
いま常識だと思っている
ことが、1年後には通用
しなくなっているかも
しれません。いや、1年と
もたずに数ヵ月かも。
僕らはすでにそういう
変化の時代にいるわけなので、
どんな変化にも対応できる
ような心構えとスキルを
身に着けておかないと
マズいな、なんて、
10分交代が主流、という
話から感じたのでした(^_^)
あなたも、常に変化に
対応できるように準備して
おくといいですね。
カセツウ・ビジネススクール
酒井秀介