通訳者のボールペン選び
ブログ担当の酒井です。
通訳者さんがボールペンを選ぶ条件とは…?
当然ですが、通訳者さんと接する機会が多いです(でないと仕事にならないし笑)。
で、いろんなステージの方がいるのですが、もう何年、何十年と通訳者として活動されている方は、やっぱりハシバシで「へー、さすがー」と思わされることが多いです。
以前も書いた「話し手の顔を見たまま(自分の手元を見ないで)メモを取る」なんてこともそうですね。目にする度に(それも頻繁に)、あいかわらず「この人もスゴイねぇ」なんて思ってしまいます(^_^)
先日もふとしたやり取りで通訳者さん同士が「ボールペン」について話されていたのですが・・・
この数年はフリクションペン一辺倒ながら、酒井もボールペンについて「これがいい」「あれがいい」と思うことはあります。書き心地なんて特に重要ですよね。あとは価格もやはり気になります。最近だと数千円のものもありますからね(逆に1000円で買える万年筆なんてのも出てますね)。デザインに拘る方もいます。
ただ、「この条件」は思いつかなかったなぁ・・・
でも聞いて納得、「通訳者が使うボールペンの条件」としては重要なんだなと。
・・・なんだと思います?
答えは、『中身が見えること』でした。
つまり、『インクの残量が外からわかること』です。
通訳者にとってノートテイキングは非常に重要です。スピーカーの話を聴きながらメモを取り、それを見ながらアウトプットとしての通訳をしていくわけです。
そのノートテイキングの最中に、万が一、インクが切れてしまったら・・・
「ゾッとする」ってお話でした。
「魂は細部に宿る(神は細部に?)」って言葉がありますが、このボールペンに求める条件を聞いた時に、その言葉がアタマに思い浮かびました。
こういう積み重ねが「一流のプロ」を作るんだなぁと実感した次第です。
あなたも道具にはこだわってるでしょうか?翻訳者さんなら「椅子」はかなりこだわるかもですね(^_^)