1日4000個売れる最中に学ぶネーミングと売上の関係性

ブログ担当の酒井です。

和菓子の世界では1日80個か100個売れたらヒット商品といわれるそうですが、1日4000個売れている最中があるそうです。その名も『切腹最中』。

思い切ったネーミングですよね。でもこのネーミングだから4000個売れているんです。味がどうこう、価格がどうこう、ではありません。『切腹最中』だから売れています。その切腹最中のモニター調査についてこうあります。

しかし、病院の見舞客が立ち寄ることも多いため、「切腹とは何事か」とこの奇抜な商品名に家族は猛反対した。それでもあきらめきれなかった渡辺さんは119人にモニター調査を実施した。最中を食べてもらって、味、形、商品名などについての意見を聞いたのだ。その結果、1人を除いた118人が、この商品名には違和感を示した。

すごいですよね、119人中、118人が『違和感』を感じた商品名を採用するこの覚悟。でも起業家たるものこうあるべし、とも思えます。

こんな風に、商品名・サービス名に関するネーミングは、売上に大きな影響を及ぼします。こうした例は枚挙に暇がありません。

 

だとすると、通訳はどうか?

おそらくこの記事を読んでいる方の中で、ご自分の通訳サービスに、『通訳』という以外の『名前』を付けている方はほとんどいないのではないでしょうか。『何をされていますか?お仕事は?』と訊かれたら、『通訳』とか『翻訳』と答える方がほとのどでしょう。では、通訳サービスや翻訳サービスにはネーミングの威力は発揮できないんでしょうか? そんなことはありません。

通訳にも翻訳にも、ちゃんとネーミングの効果は使えます。わかりやすい例として、最近どんどん発表されているオンライン通訳サービスには、SMILE CALL、クラウド通訳、みえる通訳、どこでも通訳、など、各社が通訳サービスにちゃんと名前を付けています。だとしたら、あなたの通訳は?

そう、あなたの通訳サービスや翻訳サービスにも、自分で『これは』と思えるような、思ってもらえるようなサービス名を付けてしまえばいいんです。あなたの通訳の特徴や強みを感じさせるようなネーミングを考えてみましょう。もちろん最初は自分自身で違和感があったり、少し照れくさかったりするかもしれません。聞いた相手も特に反応は示さないかもしれません。でも、最初はそんなものです。

『カセツウ』だってひとつのサービス名です。提供しているのは、通訳者向けコーチング、通訳者向けマーケティングコンサル、通訳者向けビジネススクール、などですが、サポートを開始してしばらくしてから『カセツウ』と名付けました。するとだんだんとサポートに興味を持ってくれた人たちが、『カセツウ』と使ってくれたり、お友達に紹介してくれたりするようになりました。

あなたの通訳サービスにも、ぜひ、覚えてもらえるようなサービス名を付けてみてください。

 

参考記事:3代目が考案、家族を困惑させた「切腹最中」が1日4000個超売れる人気商品に ( https://thepage.jp/tokyo/detail/20170418-00000006-wordleaf )

 

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