あなたは大丈夫?パートナー通訳者からNGをもらう通訳者

ブログ担当の酒井です。

ペアを組んだ通訳者にNGを出したこと、または出されたこと、ありますか?

 

 

通訳業務は、通訳者一名で対応する業務もあれば(長時間ではない逐次通訳が多いでしょうか)、他の通訳者とペアやチームになって対応いただく業務もありますよね。同時通訳になればまず2名~3名のチームが組まれてアサインされると思います。

 

そうしたペア、チームを組む時に、コーディネータとしてチェックすべき項目がありました。

そう、タイトルでおわかりでしょうが、「NGパートナー」です。
これはかなりデリケートな情報なので、コーディネータ側も軽々には扱えません(^_^;)

そして、いちばんの関係者のはずの「NGを出された本人」にはなかなか伝わらない事実かと思います。

 

これはコーディネータにとっても結構悩ましくて、、、

AさんとBさんが空いているからその二人にお願いしたい、が、AさんはBさんからペアNGを出されている、、、なんて状況があります。

 

そしてこうしたケースで往々にありがちなのが、、、

Aさんは、Bさんからだけでなく、Cさんからも、Dさんからも、Eさんからも、ペアNGを出されている、、、

 

コーディネータとしてさらに悩ましいのは、Aさんにはスキル的な問題はない(と判断している)点です。

つまり、Aさんは1名で対応する業務であればこちらから照会、依頼の頻度はそれなりにあるのですが、ペアやチームでの対応が必要な業務になると、いっぺんに「照会順位」が下がってしまうんです。というか、空いていても依頼するか悩みます。

 

Aさんはどうしてこうなったんでしょう?

 

人間ですから相性はあって当然ですが、それにしたって多すぎです。なにか理由があるに違いありません。業務にも影響が出ますから、コーディネータもNGを出した側の通訳者さんにそれとなく(?)理由を伺ってみます。

 

情報を総合すると、こんなところかなと思います。

 

・不愛想

現場に入っても挨拶もない、など。とにかく誰にでも愛想よくしろとはいいませんが、一緒に仕事をするのですから気持ち良い対応は必要ですよね。

 

・協力する姿勢がない

通訳を交代したとたんに我関せず、ひどい場合は携帯を持って席を外れちゃうなど。確かに休憩パートではありますが、聴き取りにくそうな数字部分はメモを差し出すなど、相手のためにできることはありますよね(もちろん、そんなメモは気が散るだけだからいらん!という方もいるでしょうから、例えばの話です)。

 

・クライアントに文句を言う、リクエストが多い

もちろんクライアント側に配慮が足りない、非がある場合もあると思いますが、それを言っちゃあおしまいよ、のことをあなたが言ってしまうと、もしかするとそうは思ってない、その場は凌いであとでエージェントにフィードバックしようと考えているパートナーまで同列に見られてしまいます。

 

・上から目線

経験も実績もあるのは認めますが、、、お互い「プロ」という土俵では同じですから、あまり振りかざさないようにね。

 

・準備をしてこない、パートナーの資料や予習をあてにする

忙しいのかもしれませんが、パートナーには関係ありませんよね。資料の入稿が直前のケースもあると思いますが、それは全員同じですよね。自分では予習をしてこないでパートナーが用意してきたメモや資料を「見せて」はどうでしょう。会議を円滑に終えたいという目的が最優先なので「見せません」とは言えないけれど、頑張って予習してきた方からすると、やっぱり面白くないですよね。

 

・雰囲気にふさわしくない格好をしてくる

どちらかというと堅めの雰囲気の工業メーカーの会議に、フリルが付いたようなかわいらしい出で立ちでいらっしゃるのはどうなんでしょうね、、、

 

・愚痴を言い続ける

クライアントにかもしれません、エージェントにかもしれません、いろいろ言いたいことはあると思いますが、そこでそんな話をされても、、、仕事に集中しましょうよ。

 

などなど。

他にもいろいろあるとは思いますが、並べてみても、「こんな人とは仕事したくない」になりますよねぇ、、、(^_^;)

 

こうした内容は、本人には伝えづらいものです。伝えるべきかコーディネータも悩みますが、真っ向からお伝えしても「そんなことしてない!」ってなることも怖いですし、、、(そして経験から言うとこんなフィードバックをもらう通訳者さんほどそうなります笑)

言わないから改善の機会がないでしょ!? といえばそうなのですが、コーディネータとしてもそこまでして「育てたい、良くなってほしい」と思える相手かというと、、、薄情かもしれませんがコーディネータも「触らぬ神に祟りなし」、他に良い通訳者さんがいたらその方を避けるだけです。

 

何度も言いますが、通訳業は「人」を相手にするお仕事です。

その相手はクライアントやエージェントだけではなく、パートナーの通訳者さんも含まれます。

 

意外と見落としがちなところかな、と思って書いてみました。

皆さんは、大丈夫ですか?