どこで戦えば勝てる?
ブログ担当の酒井です。
『勝負する場所』は意識してますか?
『医療通訳士技能検定』に合格した方、または合格を目指して勉強している方も、このカセツウ・ブログを読んでくださっている方には多いかもしれませんね。実際、酒井のクライアントさんにも数名、すでに資格を持っていらっしゃる方もいます。
ですが、「医療通訳士技能検定に合格したこと」がニュースとして取り上げられた方は、きっといないと思います。
しかし、、、それがニュースとして取り上げられているケースを見つけて、やっぱりマーケティングの観点から「面白い」と思ったのでこの記事を書いてみました。
(琉球新報 2016年8月4日記事より抜粋) ※現在元記事はリンク切れ
注目すべきは、『なぜ、城間さんの合格だけが、特別ニュースに取り上げられたのか』その理由です。
そう、『県内(沖縄県)の合格者は両言語通じて初めて』だからです。
特別、城間さんがダントツの成績で合格されたとか、非常にユニークな経歴を持っているとか、タレントや芸能人といったネームバリューがある方だからとか、そういうことではありません。単に、『沖縄県で初めての合格者だから』です(単に、という表現に悪意はありませんよ)。城間さんが東京で合格したとしたら、ニュースになったでしょうか?いいえ、きっと他の方々と同様、特に取り上げられないはずです。
どういうことかわかりますでしょうか?
酒井はいつも、『自分を求めてくれているマーケット』を見つけよう、とお伝えしています。いつも「スキルに自信が持てない、自分はまだまだ」と言っている方にも「いまのあなたのスキルを求めてくれるマーケットを探しましょう」とお伝えしています。
それが体現されたのが、この城間さんのケースかなと思います。
きっと、城間さんはもともと沖縄にいらしたのでしょうし、酒井が言っているようなことを意識されているかというと、そうでもないかもしれません。しかし、結果的には『沖縄というマーケット』で勝負することで、ご自分の価値を高めることができたのだと思います。
医療通訳士技能検定合格そのものは、もはや(そもそも?)大きなニュースではありません。しかし、マーケットを変えるだけで、これほど扱われ方が違ってくるわけです。そしてこれは、決して地理的なことだけではありません。分野かもしれないし、ポジショニングの話かもしれません。
あらゆる角度から、自分のスキル、リソースを分析していくと、実は「えっ!?こんなスキルがこんなにチヤホヤされるの!?」なんていうマーケットが見つかるかもしれません。というか、だいたい見つかると思います。
ご自分にもそういうリソースがあるとしたら、、、どんなマーケットで売りだせば、いちばん『チヤホヤ』されるでしょうね。
僕ももっとチヤホヤされてみたいです笑。