19歳の宮里藍に見たど根性、通訳使わず記者会見(デイリースポーツより)

ブログ担当の酒井です。

ゴルフの宮里藍選手、引退されましたね。早すぎる引退と寂しがる声も聞かれますが、「モチベーションの維持が難しくなった」とのこと、それもひとつの選択ですね。

関連して多くの記事があがっているわけですが、その中で通訳というキーワードがあったので取り上げました。

 

以下抜粋。

 まだ19歳。米ツアーに本格参戦した06年の前年のことだ。米国進出を目指して英会話の習得に懸命だった宮里は、記者会見に通訳がついていたにも関わらず「すいません。いけるところまで自分でやってみたいんです」と通訳を制し、海外メディアの質問に必死に英語で答えた。
まだ、流ちょうとは言えない状況だった。しかし、言葉につまっても「どう言ったらいいですか?」と通訳に聞き、自ら英語で答えた。その真摯(しんし)な姿に海外メディアも心を打たれたのか、ゆっくりと質問し、時間をかけて宮里の答えを聞き取っていたのが印象的だった。

https://www.daily.co.jp/opinion-d/2017/05/29/0010232865.shtml

 

ちょうど昨日の記事で『通訳が通訳させてもらえないのはなめられてるから』なんてことを書きましたが、もちろんこの場合はぜんぜん違いますね。リスペクトが感じられる関係だな、と思いました。

『通訳者がいるのに通訳者を通さずに自分で話す』

これだけを見るとまったく同じはずですが、受ける印象はまったく違う。これって、どうしてなんでしょう。やっぱり、そこにリスペクトがあるかどうか、それが感じられるかどうか、だと思います。

本当の問題は、『通訳を通さずに話してしまう』ことではなくて、『信頼関係が構築されていない』ということ。ここさえしっかり構築されていれば、本当は通訳を介さずに話したっていいはずだし、むしろ応援したくなるはずだし、イヤな気分にはならないはず。

昨日書いた『通訳あるある』は単なる事象に過ぎなくて、根っこにある問題・課題に目を向けてみると、本当に取り組むべきこと=いかにクライアントとの信頼関係を構築するか、が見えてくるんじゃないかな、と思います。

通訳のスキルを磨くこともひとつの信頼関係構築の手段だと思いますが、それ以外に、どんな努力や工夫をしていますか?

それにしても、ちょうど昨日の記事を補足できるような記事があってよかったなと思っています笑。

 

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