男性通訳者の強み・弱み?

ブログ担当の酒井です。

男性通訳者って、女性通訳者に比べて不利なんでしょうか?

 

直接相談されたわけではないのですが、以前、通訳者さんが集まるセミナーに男性通訳者が参加されていました。その時のお話です。その男性がお話されていたのが、男性として感じている不利。

「通訳者は女性が多く、男性はあまり求められていない気がする、例えば若い方の通訳として私が付いていくと、どうしても私の方が貫禄が出てしまい、微妙な空気が流れる。男性は不利だと感じているのですが、なにか打開策はないでしょうか」といったようなことでした。

ご存知かと思いますが(?)、通訳業界は女性が多いです。7割、いや、8割?が女性と言った印象です(酒井私見)。きっと脳機能的な性差が影響しているんじゃないかなと勝手に思っていますが、、、いずれにせよ、女性通訳者と比べて男性通訳者の数はかなり少ないです。それが上記のような質問になったと思います。

特に私は答える立場でもありませんでしたし、求められているわけではなかったので発言はしませんでしたが、「少ないってことは競合が少ないってこと。逆に活かせるんじゃないかなぁ」なんてボンヤリ考えていました。あとは、「本当の課題はそこじゃないんじゃないかなぁ」とも。

 

自分の通訳コーディネータ時代を振り返ってみると、確かに「これは女性だな」という案件はありました。化粧品関連や、上記のように通訳対象者が女性経営者などの場合。確かに意識的に「女性通訳者」を選定していたと思います。しかし、、、

全体数から見て、それほど圧倒的に使い分けていたわけではありません。逆に「男性の方がよさそうだな」と男性通訳者から探す案件もありました。ヘルメットをかぶる必要があるような現場など、むしろ男性が求められます。

 

と、なると。考えるべきはどこか。

 

もしかするとその男性が登録していたエージェントは、女性通訳者が必要とされる案件が多かった、という可能性もあります。であれば、「男性通訳者が求められる案件が多そうなエージェント」を探して登録すれば、そんな悩みは解決されるかもしれません。

もうひとつさらに言うなら、「どんな状況で男性通訳者が求められるのか?」を突き詰めて考えて、そして言語化して、それをコーディネータに伝えるべきです。そこまでして初めて「あ、じゃああなたが必要です」とイメージしてもらうことができます。

いずれにせよ、感じている課題があるならその課題を解決する方法、それどころか強みにする方法は必ずあります。「誰がその特徴を求めているか?そしてその人はどこにいるのか?」これを考え続けてください。仕事は、入ってきますよ。

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