通訳を売るな!
ブログ担当の酒井です。
通訳者が売っている商品ってなんでしょうか。あなたは、何を売ってますか?
「通訳を売ってます」というなら…考えを改めましょう。
ビジネスは差別化が大事、って聞いたことありますよね。カセツウでも何度も伝えているので、読んでいただいている方はなんとなくでも「差別化って通訳者にとっても大事だよなー」くらいは感じていると思います。
では、差別化が大事なのはわかった、とすると次は・・・
どうやって差別化したらいいんだろう? という疑問・課題が浮かんできます。
差別化の切り口やその要素を見つける方法はたくさんありますが、いちばん手っ取り早いものは「売る商品そのものを差別化する」というもの。周りが肉を売っているなら、魚を売ればそれだけで差別化になります。
ここでまたあなたが売っている商品に話を戻すと・・・
どの通訳者も、全員「通訳」を主力商品にして通訳コーディネータに売ろうとしています。あなたも「通訳」という商品を売ろうとしているとしたら、差別化はしやすいか、しにくいか。「通訳A」と「通訳B」。差別化・・・ちょっと苦労しそうですよね。
もちろん、専門分野その他、差別化ポイントを作る要素もありますが、じゃあ次は「医療通訳A」と「医療通訳B」で比べられることになります。そうしたらまた、次の差別化ポイントは・・・、と、イタチごっこみたいになりますね。
では、どうすればいいのか? 通訳を売るなっていうなら、何を売ればいいのか? カセツウの答えは、、、
「自分を売れ」 です。つまり、「あなた自身」を売る。
商品が「あなた」であれば、これは他の商品とは明らかに違います。誰もその商品を真似ることはできません。世界で唯一の商品です。だから差別化になる。
このアプローチで通訳コーディネータに「あなたの価値、あなたの魅力」を正しく伝えることができれば、通訳コーディネータは他の誰でもない、「あなたに通訳を依頼したい」と連絡をくれるようになります。
あなたという商品の商品価値、しっかりと分析をして、正しく伝える努力をしてみてください。