明日からオンリーワンの通訳者になる方法
ブログ担当の酒井です。
突然ですが、レモンサワー、好きですか?
僕は結構好きで、居酒屋に行くとよく頼みます。そんな僕が最近気になっているのが「レモンサワー専門店」。レモンサワーだけで何種類もあるそうで、飲み比べしてみたい・・・とずっと思ってます。まあ、気になってるなら行けばいいじゃない、ってことなんですけど笑。
今日はこのレモンサワー専門店から通訳者・翻訳者としての戦略を考えてみましょう。
通訳者・翻訳者が意識するべき「差別化」。でも、どうやって?
通訳翻訳に限りませんが、ビジネスにおいては「差別化が大事」ってことは耳にしたことあると思います。でも同時に多くの通訳者が「でも、、、差別化って、どうやって・・・?」という悩みにぶち当たるんですね。
だって、通訳者として通訳ができるって差別化にならないし(当然ですが)、通訳スキルが高いですよ、といっても差別化とは言いづらいし、何よりわかりづらい(何よりそもそも言いにくいですよね笑)。
ということは、通訳スキルとか以外で何か差別化のタネを見つけないといけないわけですが、じゃあ、そんなに特別な経験やバックグラウンドって果たしてあるんだろうか・・・?
実はこれって飲食店だって共通する悩みです。
飲食店において「料理がおいしいよ!」で差別化をしようとしても、通訳スキルと同じで「よほど目に見えるほどの違い」がないとお客さんにはわかりづらい。つまり、料理のおいしさは飲食店にとってとても重要な要素ですが、それじゃあ差別化はしづらいということです。
そこで「レモンサワー専門店」と打ち出してみる。すると・・・あれ?これって差別化できてるっぽくないですか?
居酒屋にレモンサワーがあるのは「あたりまえ」の話です。でも、居酒屋にあるレモンサワーに比べて、「レモンサワー専門店」のレモンサワーって、すごくおいしそうに思えませんか? あなたがレモンサワー好きなら、どちらのレモンサワーを飲んでみたいと思うでしょう。よほどひねくれてなければ笑、レモンサワー専門店のレモンサワーですよね。
しかも、レモンサワー専門店と謳っていても、実はメニューを見ると普通にビールもあれば焼酎もあったりするんです。ただ、レモンサワーにいくつかの種類を用意しているだけ、だったりします。でも、だからといってお客さんはきっと「どこがレモンサワー専門店なんだ!」なんて怒ったりはしませんよね。むしろ「おっ、他のも飲めるんだ、気が利くね!」くらいに思ってくれそうです笑。
ここでのポイントは、
・いまあるメニューから打ち出すものを選ぶ(新たに作ろうとしなくてOK)
・選んだものを「専門です」と打ち出してみる(ここは思い切りも大事)
・その他のメニューだって置いといたってOK(むしろ喜んでもらえるケースも)
通訳者に置き換えてみると、
・ニーズもあるし、「投資家向け説明会での通訳」を切り口にしてみよう
・名刺に「投資家向け説明会専門通訳者」と書いてみる
・話の流れで「投資家向け説明会以外の金融全般イケます」と伝える
なんて感じでしょうか。
オンリーワンの通訳者・翻訳者になるためには、何か新しいことや他の通翻訳者がやってないことをやるのではなくて、「そういう切り口を見せる」ことが大切です。ぜひ明日からでも(笑)「〇〇専門通訳者です」なんて打ち出してみてください。