通訳者という仕事の将来性は
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カセツウ通信 2020.2.25
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酒井@練馬です。
昨日開催したインハウス通訳者向け
セミナー、参加者さん同士が同じ
会社っていう衝撃の事実が( ̄▽ ̄;)
いや、ビックリしました。
(全員が笑)
<通訳者という仕事の将来性は>
いろんな場面でいろんな方と
お話をしていると、同じような
心配をされている通訳者さんも
多いようですね。
つまり、「この先、通訳者という
お仕事のニーズはどんどん減って
いくんじゃないか…だとしたら
これからフリーランスになっても
仕事がないんじゃないか…」と。
昨日のセミナーでもそんな話が。
そしてさらにその後の個別
セッションでもそんな話が。
はい、その心配、よくわかります。
そして、その心配に対しての僕の
回答は…
「大丈夫、そんなことありません、
通訳というお仕事は、これから先も
ずっと必要とされ続けますよ!」
とは…言えません、残念ながら。
外国語、この場合はわかりやすく
英語としておきましょう、英語を
話す人たちも増えてきています。
もちろんそこには専門的に
学んだプロの通訳者とはスキル差が
あるにしても、「それでも可」という
場面も多くなっているのが実情じゃ
ないかと思います。
人だけじゃなく、AI、機械、
そういうツールの進歩、普及、
ネガティブな要素はいくらでも
出てきそうです。
それを否定できるような材料は
僕は持っていませんし、思っても
ないことを「大丈夫」と言うことも
できません。
なので、こういう話が出てくると
「ですねぇ…」になりがちでは
あるんですが(-_-;)、それでも常に
「ですねぇ…」とセットで
投げかけ続けていることがあります。
それが、「そうですねぇ……、
で、どうしますか?」ってことです。
世の中の動きを変えたり戻したり
するような力は僕にはありません。
きっとこれを読んでいるほとんどの
方がそうだと思います。
だから僕は常に問いかけます。
「そういう状況があることは
事実だとして…その上で、
“あなたは”これからどうしますか?」
それでもやりたい!というなら
それもよし。じゃあ別の道を…
というならそれもよし。
バランスを取りながら…なら
それもよし、です。
自分の中で「自分はこの道を
選ぶんだ」という自覚さえあれば
いいんじゃないかと思うので。
どの選択、どの道が正しいか
なんて僕にはわかりませんが、
「じゃあ、自分はどうする?」
この問いを自分に投げかけ続けて、
「自分は、こうする」と出した答え、
決めた選択であれば後悔は出ないと
思います。
…たぶん笑
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
たとえその答えが「何もしない、
何か情勢が変わるのを期待して
待ち続ける」という選択でも
僕は否定はしません。
しませんが、これに関しては…
「後悔するだろうなぁ」とは
思ってます(-_-;)