『ブラックサンダー、フォントを変えただけで売上43倍』から学べること
ブログ担当の酒井です。
先日、転職を決めた友人の家に遊びに行ってきました。新しい仕事は何か聞いてなかったんですが、新職場は『フォント業界』だそうです。なんだそれ。
ということで今日はフォントの話から。
僕自身はフォントに愛や執着はないんですが、やっぱり世の中にはいろんな愛を持つ方がいて、『フォントをこよなく愛する方』もいらっしゃるようです。それもその友人から聞いたのですが、テレビ番組『マツコの知らない世界』でフォントについて熱く語る回があったとのこと。その中で話されていたそうですが・・・
『ブラックサンダー』というお菓子があります。体操の内村航平選手が大好物ということで一気に知名度を上げたそのお菓子ですが・・・ パッケージのフォントを変えただけで、売上がフォント変更前の43倍に伸びたそうです。フォントひとつでそんなに変わるの!?と思われるかもしれませんが、商品・品質・価格そのまま、本当にフォント(しゃれじゃありません笑)を変えただけだと。
これって、どういうことだと思いますか? なんでフォントが売上にそんなに影響を与えるんでしょうか。もちろん、見た目でイメージが変わるというのがわかりやすい説明なんですが、もう少し踏み込んで考えてみたい。僕の解釈では・・・
商品とイメージの一貫性が重要
と、いうことじゃないかなと思っています。
フォントを変えればなんでも売上があがるわけではないでしょう。ブラックサンダー、検索していただければたくさん画像が出てきますが、名前もそうですが、カチッとした、男の子らしいお菓子です。そんなお菓子に「丸くてかわいい」フォントを使ったとしたら・・・ 果たしてそれは、売れるでしょうか?きっと、売れないでしょう。その商品を見た消費者は、「黒色のパッケージやブラックサンダーという名前は男の子っぽい感じ、でも商品名(フォント)が女の子っぽい・・・ え、えーと、僕が買ってもイイお菓子?」なんて風に混乱します。もちろん無意識レベルでしょうけれど、それでなんとなく手が伸びなくなるのが消費者心理というものです。
こんな風に、商品やサービスにおいて、コンセプトやイメージ、見た目、その他の『一貫性』が非常に重要です。
あなたの見え方に一貫性はある?
ここであなたの話。あなたのビジネスが通訳、翻訳である可能性は高いと思いますが、それ以外でも同様です。なんならビジネス関係なく、家族や友人との人間関係の話でもいい。あなたはあなたのイメージに一貫性を持たせているでしょうか? 取引先や見込み客、周囲の人たちに「〇〇さんはxxの人」というイメージを持ってもらえているでしょうか? これって意外に重要です。
一貫性がある人は信頼されます。言っていることとやっていることが一貫している人なら信頼できますよね。一貫性がない人は信用されません。言っていることとやっていることがバラバラの人は信用できませんよね。
例えば僕もいろんな書籍やセミナーの情報をメルマガでお伝えしていますが、何でもかんでもお伝えしているわけではありません。それこそ毎日多くのイベント等の案内は受け取りますが、「カセツウ」と一貫性を見いだせる内容だけにしているつもりです。語学習得に関するウェブセミナーの案内や、コーチング関連のマインドセットについてのこと、自分が読んで良かった書籍など。そこに僕が『毎日スマホで30分作業するだけで自動的に20万円が稼げる驚愕の新ビジネスモデルを限定公開!』なんてなんだかアヤシイ案内を入れ出したら、、、一気に信用をなくしてしまいそうな気がしているんですが、どうでしょうね笑。
あなたの一貫性、ぜひ考えてみてください。