レート交渉のタイミング
ブログ担当の酒井です。
通訳や翻訳のレート交渉はどんなタイミングで切り出せばいいんでしょうか?
この話題は、先日開催の “i”translate の第2部、トークディスカッションでも取り上げられていました(というか、取り上げたのはファシリテーション役の僕ですけど笑)
※ちなみに “i”translate についてはコチラ
https://www.meetup.com/I-translate/events/past/
いくつかの翻訳エージェントさんは「見直しの時期目安」はあるとのことでしたが、それでもその翻訳エージェントさんも含めてほぼすべての翻訳エージェントさんは「相談されたら適宜検討する」というご回答でした。
ということで、「思い立ったが吉日」というのは言い過ぎかもしれませんが、〇月頃がいいですよ、交渉がしやすいですよ、とまで言えるような時期はないということですね。
ただ、上に書いたような基本的な時期目安がある翻訳エージェントさんも確かにあるので、そう考えると年度末を迎える少し前、つまり会社によりますが12月とか3月まで多少余裕を持って切り出した方がいいのかもしれません。しかしこれも参考程度ですね。
おっと、ただし当然ですが繁忙期は避けるようにした方が無難です。
繁忙期であればあなた自身も忙しいはずですし、その忙しい時にレート交渉を相談された側の立場に身を置いてみると、「この時期じゃなきゃダメ!?」なんて、期せずして印象が悪くなってしまうかもしれません( ̄▽ ̄;)
と書いてはみましたが、きっとここでの「タイミング」というのは「〇月がいい」とかそういう時期的なものよりも、登録して何年くらい、キャリアをスタートして何年くらい、といった意味の方が強いのかな、とも思います。
とすると、、、
実はこれで答えが変わるかというと、僕の考えではそんなに変わらなくって、やっぱりあなた自身が「レートアップをしたい!」と強く思った時期がタイミングじゃないかなと。
エージェントによっては「弊社登録から〇年以上、〇件以上の実績が条件」という明快な基準を設定しているところももちろんありますが、そうしたものがないところもあります。
また、そうした基準があったとしても、要は「この人に依頼すれば安心して任せられそうだな」とコーディネータを納得させられるだけの材料があれば、多少の融通が利く場合もあります。
そして、この「材料」が足りていなければ、結果的にはもちろん「レートアップは見送り」というケースも出てくるわけですが、だからと言ってコーディネータ側の印象が悪くなるとか言うことはないはずです。僕らがやっているのは「ビジネス」ですから。
万が一、レートの相談をした途端に相手の対応が変わったとしたら・・・そもそもそのエージェントとのお付き合い自体を考えた方がいい・・・かもしれませんね。
追伸:もちろん、先月相談した、今月も相談してみよう、なんてことをやると印象は悪くなりますので念のため (^^;)