新人なのにお金(レート)の話をしていいのかな・・・

ブログ担当の酒井です。

新人だったり登録したばっかりなのに、お金やレートの話ってしてもいいんでしょうか?

 

これは別に駆け出しの通訳者・翻訳者に限らず、新たな通訳エージェントに登録したばかりとか、新しい見込みクライアントと知り合ったとか、そんな状態の方からもご相談いただいたりしますね。

 

さっそく僕の意見から書いてしまうと・・・

「お金やレートの話、してOK」です。むしろ「しないでどうする?」です(^^;)

 

この質問や不安の前提には、「お金のマインドブロック」があるんだろうなといつも感じます。

要は、お金の話をするのは「卑しい」とか「あさましい」とか「守銭奴」とか「相手から奪う行為」とか、表現や中身はさまざまですが、こんなイメージがあるんじゃないかということです。

日本では・・・というか、正直僕は外国で教育を受けたこともないのでこれも聞きかじりにすぎませんが、日本でぇあお金について教えたり学べたりする場がほとんどない、なんて言われますね。

だから、お金というものに向き合う機会もなければ、漠然と「タブー」みたいに感じたりするのかなと。(もちろん僕だってもともとは大きなブロックがありましたよ)

 

 

そう、これは誰でもぶつかる壁、感じる不安です。

ただしこうした考えを変えていくのはまた時間もかかったりある程度は腰を据えて取り組んでいく必要があると思うので、ここで「大丈夫!お金のマインドブロック外しちゃおう!」なんてことを書くのは控えますが、要は、「そんな風に感じているのはあなただけじゃないですよ」ということが伝わればいいなと。

 

 

僕は通訳コーディネータ、翻訳コーディネータ、それぞれ5年以上、務めてきましたが、登録の際には通訳レート、翻訳レート、必ず訊いていました。

当然ですよね? 僕らコーディネータは「ビジネス」をやっているんですから、商品に対して出すコストも意識する必要があります。いくらかわからないのに依頼することなんてできません。

ですから、「通訳レート(翻訳レート)はいくらですか?」と訊かれたら、ハッキリと希望レートを伝えてあげてください。

 

もしかしたらここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。

「相手から訊いてくれればもちろん答えるけど、訊かれない場合があるから困る・・・」

レートを訊かれていない、向こうからの提示もないままなんだか案件の照会が来て、「いくらですか?」と訊きそびれたままその流れでついつい引き受けてしまって、「そういえばレートは・・・?」と訊いて愕然とする、なんて話も耳にします。

 

これについても大丈夫です。向こうから訊かれなかったなら、ちゃんと自分から確認しましょう。

繰り返しですが、通訳エージェントにとって通訳や翻訳は「ビジネス」です。お金の話はして当然です。

考えてみて欲しいんですが、もし、レートの話を持ち出して、なんだかうやむやに返されたり、もっとはっきり「いきなりレートの話ですか?」なんて言われたり思われたとしたら、そんな相手とこれからビジネスをしていきたいでしょうか? 僕だったらお断りです。

 

昨日(2019年2月22日)のPodcastでも「通訳・翻訳はビジネスですよ」ということは話しましたが、その意識をもっとはっきりと持てば、レートやお金の話をする不安は消えていく、正確には「乗り越えないと」と感じると思います。

 

ということで、今日の結論。

お金やレートの話は、依頼を引き受ける前にちゃんと確認・確定させましょう。

・・・当然と言えば当然の話なんですけどね(^^;)

 

P.S.

ただし、やっぱり大事なのは「伝え方」でもあると思います。「はじめまして、私のレートは・・・」じゃあさすがにマズいですよね笑。

 

P.P.S. 「昨日のPodcast」はコチラ ↓↓↓↓↓

【カセツウPodcast 第39回】“稼げる通訳者”の条件

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