相性の良いクライアントの選び方
ブログ担当の酒井です。
昨日の記事では「相性の良いクライアントとの出逢い方」について書きました。
今日は、「相性の良いクライアントの選び方」について書きますね。
「相性の良いクライアントとの出逢い方」では、あなたにとって「相性の良いクライアントの条件」をハッキリさせましょうとお伝えしました。
- 通訳/翻訳レート
- 支払サイト
- 案件の多さ
- 案件の分野
- コーディネータの対応
- 電話連絡がメインか、メール連絡がメインか
- ルールは多いか、こちら任せが多いか
- ペアを組むパートナーはどんな通訳者か
- 翻訳チェックのフィードバックは受け入れられるか
などなど・・・
この辺の条件はそれぞれが優先順位を付けながら考えればいいと思います。
さて、あなたにとって相性の良いクライアントの条件が自分でもわかってきたとします。では、次はそうした条件に合うクライアント候補を探してアプローチしていく、というところになりますが、、、
「すべての条件を満たすクライアント」など存在しません。ハクバノ王子サマは現実ではいないんですね(^^;)
なので、挙げた条件の中で「優先順位」を付けていきましょう。
とはいえ、すべてに順番を付けなくても大丈夫です。大きく3タイプに分けていけばまずは十分でしょう。
- 絶対に譲れない条件:これはどうしても大切、最上位最優先の条件(1~2程度)
- できれば満たしてほしい条件:「絶対に譲れない条件」を満たしていれば満たしてなくても可な条件
- それ以外の条件:上の 1. と 2. がマッチしていれば別にこれはいいか、と思える条件
まずはこの3タイプに条件を分けてみると、挙げた条件でもあなたが特に大切にしたい条件、優先したい条件が見えてくるはずです。
次にあなたが現在付き合っているクライアントを分類してみましょう。
- 相性がいいと感じているクライアント
- 普通かな、と感じているクライアント
- 相性が良くないと感じているクライアント
それぞれの特徴を上に挙げた条件に照らし合わせて確認していくと、「相性がいいと感じているクライアント」は絶対条件を満たしている、「相性が良くないと感じているクライアント」は絶対条件を満たしていない、なんてことも見えてくるんじゃないでしょうか。
それが見えてくれば、それぞれのクライアントとの「今後の付き合い方」を考える材料になります。ありていに言えば、相性が良くないと感じているクライアントとのお付き合いは減らす方向で考えよう、などですね。
また、このクライアントから分析していくアプローチは、条件を挙げるよりも先に行っても効果があります。
先にクライアントを分類してから、「どうしてこのクライアントは “相性がいい” と感じているんだろう?」「どうしてこのクライアントは “相性が良くない” と感じているんだろう?」ということを考えていけば、おのずとご自分が無意識にでも大切にしている、大切にしたい条件が言語化できるはずです。
お付き合いできる可能性のあるクライアントはたくさんあるかもしれませんが、その中からさらに「相性の良いクライアント」だけを選んで、そちらとのお付き合いを増やしていきたいものですよね。