クライアントに親近感を持ってもらうコツ
ブログ担当の酒井です。
クライアントに親近感を持ってもらうと、お仕事がとてもやりやすくなります。
もちろん中には「親近感なんて持ってもらわなくていい!プロフェッショナルとして近づきがたいくらいの雰囲気でいたいんだ!」なんて方もいるかもしれませんが・・・
それにしたって、そういう雰囲気は自然と付いてくるべきもので、わざとそんな雰囲気を出そうとしても「この通訳者、生意気だなあ」なんて思われるのが落ちです(^^;)
では親近感を持ってもらうために具体的にはどんな工夫ができそうでしょうか?
いろいろあるとは思いますが、よく言われるのは「共通点を見つける」というもの。
例えば出身地や出身校。僕は富山県出身ですが、プロフィールにそう書いていると「酒井さん、富山のご出身なんですね。私もです!」なんて言われることもありますし、「神戸市外国語大学を卒業しました!」という方もいらしたりします。まあでもやっぱり「同郷」というのが強いかな。
とはいえ、出身地や出身校は変えることはできませんから(^^;)、できることは「伝えること」くらいですね。
では他には?
ここでは「共通点を見つける」から一歩踏み込んで、「共通点を“作る”」ことをおススメしたいと思います。
共通点を作る方法のひとつに、「クライアントが使っている言葉を使う」というのもあります。言葉=用語、ですね。
通訳や翻訳の仕事をしていれば、「用語集」を支給されることもあると思います。それこそ会社によってはその会社だけでしか通じない用語もあれば、A社では●●●という言い方をしているのにB社では▲▲▲と表現している、、、なんてケースもあります。
用語の徹底はたいへんな面ももちろんありますが、通訳者・翻訳者としては外せないポイントです。
逆に言えば通訳・翻訳の際にクライアントが使っている用語を使って訳すというのは「あたりまえに期待されていること」ですが、これを通訳・翻訳の場面以外の普段のやり取りの中でも徹底してみると「おっ?」と思われたりします。
そのクライアントに関する情報を集めておけば、世間一般ではあまり広く知られていない情報もあるはずです。
クライアントに接する際にそうした情報や用語をうまく使えば・・・「よく知ってるねぇ!」なんて、信頼感&親近感のアップに繋がります。
ただ、「どんな情報や用語があるのかわからない、見つからない」という場合もあると思いますから、そんな時は逆に考えてみるのも有効です。つまり、その情報や用語が通じるかどうか、ではなく、「通じない相手」がいるかどうかで判断します。
「この用語、たぶんほとんどの人に通じないよねぇ・・・」なんてものがあれば、それは「通じる人」には親近感を持ってもらえる用語の可能性が高い。
クライアントが普段から使っている用語・表現、ぜひ意識して集めてみて下さい。