[通訳機]1年経っても届かない…

ブログ担当の酒井です。

通訳機が普及して、通訳者というお仕事がなくなるんじゃないか、という心配、ありませんか? 翻訳者も機械翻訳が台頭してきた頃に同じような不安を持っていたと思いますが・・・

まだしばらく大丈夫そうです。

 

というのが、僕が2016年の6月に書いたこの記事をご覧ください。当時クラウドファンディングで開発資金支援者を募集していた【Pilot】という通訳機をポチっと購入(正確にはクラウドファンディング支援)しちゃったって記事ですが・・・

ポチッとしちゃいました、、、214ドル、到着は2017年5月(Hopefully)

 

書いてある通り、今年2017年の5月頃に製品が到着する予定だったんです。しかし、、、いまだ届かず、、、

クラウドファンディングにはリスク(開発中止、仕様変更、そもそも詐欺、等)が付きものとした上でポチっとしたのですが、それでも楽しみにしていたわけです。「来年の今頃は通訳機を持って海外に行ってるのかぁ・・・」なんて。

でも、現在2017年9月、製品が届く気配はありません・・・(-_-;)

こう考えると、企画やアイデア、開発や噂話はいろいろなところで耳にするものの、通訳機の精度が実用レベルにまで向上して、かつ普及するのはもう少し時間がかかるのかな、とも思えます。

とはいえ、だからといって「じゃあ安心だね」というわけではもちろんなく、通訳者は通訳者たるべき、人間でないと提供できない価値を常に念頭に置いてサービスを提供していく必要があります。

(そういえば、少し前に論文か何かで「通訳はサービス業ではない!」と主張している文献を目にしました。詳しくは読みませんでしたが、、、まぁ、そういう考え方もまだありますよね)

昨年、長井鞠子さんの講演を聴講した際には質疑応答の時間に手を挙げてご意見をお伺いしたところ、「10年、少なくとも私が通訳している間はまだ大丈夫だと思っている」といったお答えをいただいたことも思い出しました。要はその先はわからないけど、とも取れますね。

しばらくは大丈夫とはいえ、技術の進歩は予想を超えるもの。いつ通訳機が普及しても「ふーん、おもしろそうな機械ね」と言えるようになっておかないと、ですね。

 

PS. いちおう補足しておくと、【Pilot】はメールで開発状況の報告は来ていますし、9月1日には希望色のアンケートが届いています。宝くじの当選日を待つような心境・・・笑

 

 

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