自動翻訳サービス<ロゼッタ(6182)>年初来安値

ブログ担当の酒井です。経済関連のニュースから。

自動翻訳のロゼッタ社の業績予報下方修正が話題になっているようです。

 

ロゼッタが年初来安値、上期着地見通しを減額(会社四季報ONLINE 2017年10月05日)

東証マザーズ上場で自動翻訳サービスを手掛けるロゼッタ(6182)が大幅安となり、年初来安値を更新した。

(略)

翻訳業界では現在、「ニューラル翻訳技術」の実用化により機械翻訳の精度が飛躍的に向上し、急激なパラダイムシフトが起こっているという。当社は上期においてその急激な変化に対応するための抜本的な変革について準備を行い、下期以降に具体的な新形態の製品・サービスとして実行していくとしている。

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201710050563

 

【特集】完全“自動翻訳”時代がやって来る! 商業化レース加速と関連株 (株探トップ特集 2017年10月05日)

―相次ぐ「自動翻訳機」発表で高まる関心、関連企業の取り組みは―

2020年の東京五輪開催や、訪日外国人の増加を受けて注目が高まる自動翻訳だが、ニューラル機械翻訳(NMT:Neural Machine Translation)技術の実用化で自動翻訳の精度が飛躍的に向上したことで、商業化に向けた動きが加速している。

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201710050563

 

突然かつ急激な産業革命的パラダイムシフト、翻訳屋のロゼッタが機械翻訳の飛躍的な向上に白旗宣言(市況かぶ全力2階建)

2017/10/04 16:00 ロゼッタ
平成30年2月期第2四半期累計期間(連結・個別)業績予想の修正に関するお知らせ

売上が未達になった原因のひとつは、翻訳業界においてニューラル翻訳(NMT:Neural Machine Translation)技術の実用化により機械翻訳の精度が飛躍的に向上し、従来の想定をはるかに超えて突然かつ急激な産業革命的パラダイムシフトが起こりつつあることも背景となっている可能性があると考えております。 

(以下Twitterコメント)

ロゼッタの下方修正理由、白旗宣言のように読めなくもないけど大丈夫なんだろうか

一般的じゃない専門知識の必要な分野やビジネスの翻訳が特筆されてるけど、そういう分野は専門的だからこそ定形になりがちで翻訳能力で差別化できないようなって印象はあった

http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65903378.html

 

 

 

こんな時代にどうするか。これまでのように(と言ってもそんな時代も実はとっくに終わっていますが…)「ひたすら翻訳を勉強する、翻訳スキルを上げる」だと、正直、ハナシにならないと考えています。

「あなたより機械の方が正確に翻訳してくれるんじゃないの?」

こう言われたら、どう答えます?

 

Trados等の翻訳支援ツールの導入期を思い出します。多くの翻訳者が「わたし、機械ニガテだし。まだまだ精度が低いし。信用できないし。必須じゃないし」と言っている間に翻訳エージェント側では導入が推進され、それに着いていけない、または軽視していた多くの“プロ”翻訳者たちがふるいにかけられて、気付いたころには仕事がない状態になっていました。

これは僕が発注側だったのでよくわかります。

最初の頃は「え?これもTrados使うの?使わない方が早くない?パッケージ作るのめんどくさいんだよなぁ…」と言っていた翻訳コーディネータも、そのうちに「あの人、Trados持ってないんだっけ、じゃあ依頼出せないか」というのがあたりまえになっていました。

ずっと依頼していた信頼できる翻訳者ですら、「いいえ、わたしはTradosは使いません」と言い続ける内に、発注が減っていきました。これは翻訳コーディネータの方針以上に、業界や会社の方針が優先されるからです。翻訳コーディネータはまだしも、翻訳業界や翻訳会社は「あの翻訳者さん、いいひとだからTradosなしでもいいよ」とは言ってくれません。

 

いまの機械翻訳、自動翻訳の流れも、これに似たニオイがあると感じています。

業界の流れも顧客の希望も無視して、「わたしがこれ(翻訳)をやりたいから」という我を通そうとしても、通用しない時代が近づいているのかもしれません。

早め早めにリスクを想定して次の手を考えておかないと、気付いたら頑張って自己投資してきたことがすべてムダ… なんてことになりかねません。

 

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