『正確でわかりやすい通訳を心がけています』← どうでもいい

面談で、『通訳者として心がけていることはなんですか?』と質問することがあります。そしたら、結構な割合で返ってくる回答が今日のタイトル。

『正確でわかりやすい通訳を心がけています』

うーん… どうでもいいです(^_^;)

 

というとちょっと言い過ぎかもしれませんし、通訳コーディネータもそこまでハッキリとは言葉にしてないでしょう。でも、もし本心で感じていることを言語化したら、きっと「どうでもいい」になると思いますよ。

勘違いしないでください。「正確でわかりやすい通訳をする」ことがどうでもいいと言っているわけではありません。「正確でわかりやすい通訳をする」ことはとても大切です。

でも…あたりまえですよね?

あなたの周りで「正確でわかりやすい通訳を心がけていない」通訳者を教えてください。誰一人、出てこないはずです。つまりこの通訳者は、100人いたら100人が、1000人いたら1000人が言いそうなことをさも大切そうに「心がけています」と言っているわけです。

立場を変えてみましょう。

病院に行って、ドクターにこう訊いたとします。『医者として心がけていることはなんですか?』これに対する回答が『誤診しないように正しい診断をするように心がけています』だったとしたら…  あなたは、そのドクターの回答を聞いて、『このドクター、スゴい!他にもたくさんドクターはいるけど私の手術はこの人にお願いしよう!』なんて…思いますか? 心の中では『そりゃそうでしょ』と思ったはずです。

ということは、あなたが面談その他で『通訳者として心がけていることは?』と訊かれたときには、もっと別のことを伝える必要があるということです。そう、その回答を聞いた通訳コーディネータが、『この通訳者さん、スゴイなぁ。いちど仕事をお願いしてみるか』と思ってしまうような、別の何か。少なくとも『正確でわかりやすい通訳』なんて答えている場合じゃありません。

クライアントや見込み客からのあらゆる質問には、意図があります。その意図は、質問している本人も明確に理解していない、言語化していない場合もたくさんあるのが悩ましいところですが、だからこそ、そこに気付けてその意図に応えることができる人こそが、クライアントや見込み客に選ばれます。

そう、売り手(あなた)は常にクライアントや見込み客に「試されて」います。『この質問や相談の意図は何だろう』 この点を意識しておくと、ちょっとした質問や投げかけに対する対応や回答も変わってくるはずです。

もちろん、カセツウも『カセツウは信頼できるのか?』と常にあなたに試されていると思っていますよ。…信頼に足りているかは、わかりませんが笑。

 

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