こんなレストランに入りたい?
ブログ担当の酒井です。
きたなシュランってご存知でしょうか?
テレビ番組でやっていた企画のひとつで、人気もあったようなので知っている方も多いと思います。店構えは汚いけれど、その味は抜群に美味い店を紹介する、、、という企画で、先日、友人に誘われてそのきたなシュランと認定されたお店に行く機会がありました。
「そういうお店だ」とわかってはいましたが、、、 確かに、とてもキレイとは言い難い外観( ̄▽ ̄;) が、もちろんこれを目的に来たわけですからそこでめげずに中に入ります。
あれ?中は案外、普通、、、外観で結構覚悟したので(笑)、普通なだけでもホッとしました。
そして肝心の味、ですが、、、
美味しい!
これは確かに知っていたらまた来たくなるのも頷けるお店だなと思いました。
でも逆に言えば、僕らはこのお店がキタナシュランだとわかっていたから外観にめげずに中に入って食事をしましたが、そのことを知らなかったとしたら、そもそも「入ろう」とは絶対に思わなかっただろうなと。
で、、、
これ、どう思いますか?
つまり、外観がみすぼらしいお店があるとして、そのお店に入ろうとしないあなたに対して、お店の人が「外観で判断しないでください!味で判断してください!料理店の本質は味でしょう!」と主張したとしたら、、、
あなたはこのお店の人に同意して、「すみません、確かにそうですね、じゃあ食べてみます」となるでしょうか? きっとそうは思いませんよね?
「そうかもしれないけど食べて欲しいものがあるんだったらまず外観をなんとかしてよ!清潔さだって大切でしょうが!」って思いませんか?
何の話か見当がついている方もいると思いますが、そう、通訳者や翻訳者だって同じです。
「通訳者の本質は通訳の質でしょう!」
「翻訳者の本質は翻訳の質でしょう!」
それは確かにそうとも言えますが、電話やメールへのレスポンスが遅い、すでに伝えたことをまた確認してくる、現場での態度が偉そう、「私の仕事は通訳(翻訳)することですからそれ以外の雑用はお断りします」と言い放つ、、、
あなたが外観がみすぼらしいお店の料理を試そうと思わないのと同じように、コーディネータやクライアントも通訳・翻訳を試す以前に「あなた」というお店に入るかどうかを判断しています。
試してみれば「ものすごく美味しい!これはリピート決定!」になるほどの質はあるのかもしれませんが、、、
それでいいのかどうか、ということですよね。
お店の外観、気を遣っていますか?
営業中の看板は、ちゃんと出していますか?
みなさんは「きたなシュラン」にならないようにしてくださいね(^_^)