資料なしで通訳できないならプロ失格!(?)

ブログ担当の酒井です。

イライラすると思うので、読まない方がいいかもしれませんが・・・

 

先日開催したワークショップに参加いただいた方から、こんな記事があるよ、といただいた情報です。イライラすると思うので、読まない方がいいですよ、なんて言われると読みたくなってしまう、、、人間って面白いものですよね(^_^)

通訳だからって何? : キャリア・職場 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

・・・ね?イライラしたでしょ?しませんでしたか?

個人的には、この投稿は何かの「ネタ」なんじゃないかなぁなんて思っているのですが・・・いわゆる「炎上」させることが目的というか・・・なんだかここまで「わかりやすい意地悪な人」だとそんな勘繰りも出てしまいます。能天気なだけかもしれませんが。

でもまあ、こんな人がいるとして(でもそこそこに意地悪な人はまあ、、、いるんだろうな、、、)、どんな風に対応すればいいのか。悩みどころですよね。

酒井も中間に立つコーディネータとして、資料をくれないクライアント、資料を求める通訳者、の板挟みで苦労したことは何度もあります。資料の重要性について説いてもなかなか理解されないというか。当時の担当者にこの発言小町の投稿者のような悪意があったわけではないと思いますが、資料がなかなか出てこない担当者はいましたね。

特に、複数の講演者が順番に発表するカンファレンスなんていうのは、担当者も講演者に請求はしてくれているのでしょうが、だいたいのケースでは「講演していただく」力関係になるので、「講演者さま」に何度も請求するのはやりにくいんでしょうね。ここでも板挟みが起きてるわけです。
通訳者 → コーディネータ → 担当者 → 講演者 の図式ですね。

当日の朝に来場した講演者をとっつかまえて、USBにデータを入れてもらい、キンコーズのようなオフィスサービスのお店に走る、走る、走る、、、という経験も何度もやりました。

それでもどんなに頑張っても限界はあるわけで、資料が揃わないまま当日を迎えてしまったケースもあります。通訳者さんにはご面倒をおかけしてしまうケースです。ましてや「資料はない」と聞いて通訳者さんにもそう伝えていたのに、終了後に通訳者さんから電話があって「参加者の机の上にバッチリと資料が並べられてましたよ」なんて聞いた時はもう、なんというか、、、(^_^;)

通訳コーディネータも基本的には通訳者と同じ「チーム」として動こうとしているはず。資料の催促ひとつとっても、相手を「頑張ってくれてるチームメート」だと思って伝えるのと、「仕事ができないヤツめ!」と決めつけて伝えるのとずいぶん変わってくるはずです。

そういうところでも良い関係が作れるように意識してみるといいですね。

(もちろん、本当に役割を果たしてないコーディネータもいるかもしれません。そういうケースはまた別の話、ですね(^^;))

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