セルフブランディングのすゝめ
ブログ担当の酒井です。
セルフブランディング、してますか?
Wikipediaではセルフブランディングがこう説明されています。
セルフブランディング(せるふぶらんでぃんぐ、SelfBranding)とは、企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。
代表的な方法としては、ブログやSNS(Facebook、Twitter等)で自分の考えを発信していく、自分のキャラクターを伝えていく、というアプローチがあります。
じゃあ、とばかりにブログやFacebook投稿、Twitterでツイートしている方もいますが、とにかく発信するだけでは本当の意味での「セルフブランディング」には繋がりません。
世の中を見渡してみて欲しいのですが、ブログはともかく、FacebookやTwitterをしている通訳者さん、翻訳者さんはそれなりにいますよね?では、そんなSNSを使っている通訳者さん、翻訳者さん全員、「セルフブランディング」ができているかどうか? 「お仕事の獲得」に繋がっているかどうか?
中にはうまくできている方もいると思いますが、大半はセルフブランデングできていない、仕事の獲得に繋がっていない印象です。
両者の違いはどこにあるんでしょうか?セルフブランディングの本当の意味とは?
まず考えて欲しいのは、発信の「目的」です。
あなたはいったい何のために、何を目的にして、ブログ、Facebook、Twitterをやっているのか?
書くのが楽しいから?見た人が「イイね!」を押してくれると嬉しいから?普段のうっぷんを晴らしたいから?愚痴を言いたいから?自分の考えをわかってほしいから?共感してほしいから?それとも、なんとなく?
明確に意識していないケースも含めていろんな目的や理由があるはずですが、その「目的」と「発信する内容」に一貫性があるかどうか。
「通訳者として仕事を増やしたい」という目的に対して、「通訳で失敗しちゃった」とか「通訳現場でひどい目にあった」なんて発信はマッチしているでしょうか?「わたし、まだまだ未熟で勉強中です」というつぶやきを目にしてクライアントが「この人に通訳を依頼しよう」と思うでしょうか?
こう書いてみると「そりゃそうだな」と納得できるはずですが、自分のことになると案外この点が見えなくなっている方も多いようです。
「ブログをずっと更新しているんですけど仕事に繋がっている気がしません」という相談をいただくこともありますが、そういうケースはたいてい目的と発信内容にズレがあります。
目的地は北なのに、そして一生懸命走っているのに、走る方向は東にずれたり西にずれたり、時には南に走ったりしながら「どうも北に近づいている感じがしないんです」
・・・そりゃそうですよね?
もしもブログやSNSから仕事の獲得に繋げたい、通訳者や翻訳者としてのセルフブランディングをしていきたい、と思うなら、その目的を意識した発信になっているか、まずはそこから見直してみることをおススメします。