連絡するべき?「しばらく引き受けられません…」

仕事が忙しくて、しばらく追加のお仕事を引き受けられない時期、ありますか?

そんな時、通訳エージェントには連絡してますか…?

 

そもそも連絡するべきなのか?という疑問や不安も出るかと思います。「通訳案件の照会があったわけじゃないのに、こちらから”忙しいです”と言うのって、なんだか自意識過剰では…?」なーんて心配する方もいるかもしれませんね。

他には、「できない、っていうとできる仕事も来なくなってしまうのでは…?できないって言った期間中に他の通訳者に仕事が流れてしまうのでは…?」と言う不安もあるかもしれません。

とりあえず、通訳コーディネータからの目線を伝えると…

「できない時期があるなら、あらかじめ教えてくれていた方が助かる」

と、思っています。

通訳案件を通訳者に照会するのもタダではありません。時間というコストがかかります。であれば、そのコストを節約させてくれる通訳者がいたら、ありがたいと感じます。「〇月〇日から△月△日までは通訳案件のご照会をいただいてもお引き受けできません」と伝えてもらえると、ムダな照会の手間が省けて助かります。

逆にその連絡がなかった場合のことを想像してみてほしいのですが…

あなたが新規案件を引き受けることができない期間に10件、照会が発生したとしたら、何が起きるでしょう。そう、あなたは通訳エージェントの照会を10回、断らないといけないわけです。「10回断る」って想像するだけでハードじゃありませんか? 通訳エージェントのあなたへの印象は、「照会しても断られる通訳者」に早変わりです。すると…「どうせ断られるしなぁ」と、通訳コーディネータは無意識レベルであなたへの照会順位を下げます。これ、論理的ですよね。

(また、断られた…)

だから、仕事を引き受けられない期間がある程度続く、そしてわかっているのであれば、あらかじめ「この期間はお引き受けできません」と伝えてあげることが、あなたの評価を下げないためにできる「気遣い」です。それなら、いわばお断りするのは1回だけですみます(0回と言えるかも…?)

 

「自意識過剰と思われたらどうしよう」「仕事が来なくなったらどうしよう」と思って、相手に手間がかかることをさせてしまうのは、「矢印が自分に向いている」と表現します。通訳者に限ったことではありませんが、お仕事が増えるビジネスパーソンの条件は、「矢印を相手に向ける=相手のことを思いやる」こと。

ぜひ、矢印がどちらを向いているか、意識してみてくださいね。

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