「クライアントを稼がせる」という発想

ブログ担当の酒井です。

昨日のブログではエージェントとの関係作りについて書きました。あなたの方からエージェントに仕事を紹介しましょう、という話でしたね。

今日は「クライアントを稼がせる」という発想について。

この場合、「クライアント=エージェント」じゃなくてもOKです。直受けのクライアントも含めての話です。

それと、「稼がせる」と書きましたが、必ずしも「お金を稼がせる」じゃなくてもOKです。例えばあなたが法廷通訳をするとしたら、クライアントの目的は「お金を稼ぐ」ではありませんから。

なので、「クライアントを稼がせる」は「クライアントに得をさせる」と置き換えてもいいかと思います。

その上で、今日の記事ではクライアントが営利を目的とした企業だという想定で書きますね。

 

さて、「クライアントに稼がせる」とはどういうことか。

昨日の記事では、あなたのところに来た案件を一度クライアントに紹介して、さらにそこからあなたが仕事を請ける、という話を書きましたが(なので、昨日の場合は対象は通訳エージェント、翻訳エージェント限定ですね)、今日はもう一歩踏み込んで、「あなたがクライアントの宣伝をする」という発想です。

 

 

話は変わりますが、ハズキルーペはご存知でしょうか?かなり話題になったCMなので、きっとご存知の方も多いと思います。僕もあのCMは大好きで、目にすると笑いながら見てしまうんですが・・・

先日、確か渡辺謙さん(もしかしたら舘ひろしさんだったかも・・・が、いちおう渡辺謙さんにしておきます)が、舞台挨拶かなにかのイベントに出ている姿がニュースで放送されていました。

そのイベントはハズキルーペが関係するイベントではなかったんですが、渡辺謙さんが報道陣のインタビューに答えて会場を去る際に、こんなことを言いながら出て行ったんです。

「ハズキルーペ、大好き!」

ご本人がそこまで戦略的に言ったとは思いませんが、これ、まさに「クライアントを稼がせる」という発想だなと。これをハズキルーペの社長が聞いたら、きっとさらに謙さんのファンになって、感謝をして、ますます仕事をお願いしたくなると思います。

(実際はもしかするとハズキルーペからリクエストがあったのかもしれないですが・・・まあ、今日の主旨としてはあまり問題にならないってことで)

 

 

 

そう、何を言いたいかお分かりかと思います。

あなたが渡辺謙さんになりましょう、と。そしてクライアント=ハズキルーペの宣伝をしましょう、と。それがクライアントの売上や利益に繋がるとしたら、良い関係を構築できているクライアントであれば、次はきっとあなたに稼がせてくれるはずです。

上にも書いた通り、クライアントによっては「稼がせる」ではないかもしれませんが、本質的には同じことです。

 

そういう意味で、先日目にしたこちらの通訳者ブログの記事はとてもいいなと。

「ホンヤクコンニャク」アプリOyraa

 

カセツウでも何度かご案内している通訳者マッチングアプリ「Oyraa」に登録した通訳者さんが、Oyraaについて紹介しています。

Oyraa を知った方が直接自分のクライアントになるかどうかはわかりませんが、Oyraa 自体の認知度や利用率が上がっていけば、結果的には本人の依頼増にも繋がるはずです。

 

 

近視眼的、短期的な視点ではなかなかできない発想かと思いますが・・・

「損して得取れ」というほどにすら「損」もないと思いますので、こういう発想、ぜひ身に着けられるとクライアントと良い関係、それ以上の関係が構築できるんじゃないかと思います。

 

 

P.S. 以前書いたこちらのカセツウの記事も、今日の話に繋がるところがありますね(^_^)

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