エージェントとの最高の関係作り

ブログ担当の酒井です。

通訳・翻訳エージェントとの最高の関係とは?

もちろんエージェントからたくさん仕事が来る、、、というのが理想のひとつだとは思うんですが、僕の中ではそのさらに上、最上位とも言えそうな関係があったりします。

 

それが、「エージェントに仕事を紹介する」という関係です。

 

多くの方が「?」と思うかもしれません。「エージェントがわたしたちに仕事を紹介する立場でしょ?」と。

そう、その通りなんです。それが「通常」。

「だからこそ」通訳者・翻訳者からエージェントに仕事を紹介するとものすごい差別化ができます。

 

具体的には、あなたのところに通訳ユーザー、言い換えればエンドクライアントから直接連絡が入った場合に、自分で直接請けるのではなく、いったんエージェントに紹介するという流れです。そして、あなたはエージェントから改めて依頼をもらう、と。

 

はい、想定できる次の疑問。

「何の意味があるの?」

(でしょ?笑)

 

言ってしまえば、短期的な視点では意味がありませんね。その1件だけを考えれば、本来あなたが10万円もらえるところが、エージェントの取り分が引かれて7万円になる、なんてことになりますから。(金額は例ですよ)

ここで考えて欲しいのは、「その一件以外も期待できる(かも)」というケースです。

 

まず、あなたがエージェントに仕事(クライアント)を紹介すれば、エージェントはあなたに感謝しますね。その時点であなたはそのエージェントにとって「特別な」通訳者または翻訳者になります。「特別な存在」=「ビジネスパートナー」と言い換えてもいいでしょう。

 

すると、何が起きるか?

エージェント側はあなたのことを「贔屓」するようになります(^_^)

するとさらに?

そう、そのエージェントはあなたが紹介した案件以外のお仕事も優先的にあなたに紹介してくれるようになります。

その紹介した1件の売上は下がりますが、この案件紹介をきっかけにそのエージェントから他の仕事の依頼が来たら・・・?そう、自分で1件受けて10万円だった売上が7万円x2件=14万円になります。さらに、その「贔屓」は今後も続きますから、積み重なっていくことも期待できます。

(ここではあえて「贔屓」という表現を使ってみましたが、これは別に不公平だとか実力もないのに仕事をもらうとか、そういう話ではありません。完全にビジネスで割り切れる話です)

さらに、あなたが紹介したクライアントの案件であれば、そこに交渉の余地も生まれるはずです。通常は10万円の案件に対してエージェントは3万円を受け取っているということであれば、その紹介したクライアントの案件に限ってはあなたが持ってきたものなので2万円にしてもらう、など。

 

いかがでしょうか?

おそらくほとんどの通訳者さん、翻訳者さんは、エージェントとの関係においてこういう関係は考えたこともなかったと思います。

もちろん上に書いたことは理屈の話なので、実際にそうした関係を作るにはいろんな根回しや工夫も必要になってくるはずですが、こういう発想や視点を持っておくと、エージェントとの関係は「発注元と外注先」という関係ではなく、「対等なビジネスパートナー」という可能性も期待できます。

「そんなのできるわけないよ」と切り捨てるのは簡単ですが、「どうやれば実現できるか」という発想で行動していけば、十分に実現できる関係だと確信しています。少なくとも11年間エージェント側にいた僕はそう思っています (^_^)