エージェントとの関係を深めるには
ブログ担当の酒井です。
『通訳エージェントとの関係を深めたい』と思ったことはありますか?
ハッキリ言います、それ、無理です( ̄▽ ̄;)
ただこれはあなたの通訳スキルが足りないとか、人間的に問題があるとか、そういうことではありません。物理的に無理、ということです。
「えっ?でも、通訳エージェントとうまくやっている通訳者さんはいるんですけど・・・」
なんて声も聞こえてきそうですが、それも正確に表現すると、その通訳者さんは「通訳エージェントとうまくやっている」のではなく、その通訳エージェントの「通訳コーディネータとうまくやっている」になります。
別に言葉遊びをしたいわけじゃなくて、「通訳エージェント」と「通訳コーディネータ」の区別はちゃんと理解しておいた方がいい、ということです。
マーケティングでよく使われる表現に、「会社はハンコを押せない」というものがあります。「どんなに大きな会社で、誰がどんな決裁や判断をしたとしても、最終的に決定したのは人間だし、ハンコを押したのは担当者だ」という意味です。
こうも言われます。
「ビジネスにBtoBなんて存在しない。存在するのは会社の担当者を相手にしたBtoCだけだ」
つまり、「会社と仲良くなりたい」なんて言っても、「会社」は意思もなければ感情もないただの「ハコ・入れ物」ですから、仲良くなりようがありません。
そう考えていくと、あなたがある通訳エージェントとのお仕事をもっと増やしたい、と考えた時に取るべき戦略は、「通訳コーディネータと関係性を作る」ことです。
この点、しっかりと認識しておきたいものです。