この人、いまも通訳やってるのかなぁ…

ブログ担当の酒井です。

いつも依頼している通訳者さんが手配できない時など、通訳コーディネータが普段は依頼していない通訳者に連絡を取ろうと思う時、心によぎる不安があります。それが・・・

この人、まだ通訳やってるのかな?

 

社内の通訳者データベースに登録はあるけれど、数ヶ月、時には数年、連絡を取っていない通訳者の名前もたくさん載っていました。メンテナンスや登録更新といったことである程度絞り込みはしているものの、完ぺきではなく、メールを送ってもエラーで帰ってくる通訳者、電話をかけても『現在使われておりません』と流れる通訳者もいたわけです。

そしてよほどのことがなければ、そうした通訳者に対して連絡を取ろうと頑張ったりすることはありませんでした。そもそもメールがエラーで帰ってきた時点で電話することもなく『まあしょうがないかぁ』とデータベースから削除します(正確には音信不通としてグレーにしたりします)。

これって実は、登録している通訳者にとってはまったく目にも見えていない、自覚もできないレベルの機会損失ですよね。もしかしたらその案件がきっかけになって、『助かりました! しばらくお仕事を依頼してなくて申し訳なかったですが、今後は改めてお願いできますか・・・』なんて可能性もあるはずなんですが。実際、こういう時に助けてくれた通訳者さんには恩義を感じてお仕事の発注をしてあげたいと思うようになります。

 

『営業中』であることをどうやって伝えている?

これは僕も最近教えてもらった考え方ですが・・・ あなたのビジネスが『営業中』『開店中』だということを、どうやってお客に伝えていますか? ちゃんとお客に伝わってますか?

家の近くを歩いていて目についたレストラン。お店の外観もちょっとおしゃれで、窓に貼ってあるメニューもなんだか良さそうです・・・

が、一方で、表に看板も出ていなければ、営業中の札もかかっていない。中を覗いてみると人の気配はあるようだけど、やっているのかどうかわからない・・・

これ、入れますか? 入りにくいですよね。お客さんは、やっているかどうかわからないお店に入ろうとは思わないものです。でも、表に看板が出ていて、営業中という札がかかっていれば・・・ 入っていたかもしれません。

これはレストランの例ですが、じゃあ、あなたのビジネスは? 『通訳者』として活動していますよ、お仕事を引き受けていますよ、ということを、どうやってお客さん(通訳エージェントやその他のクライアント)に伝えていますか? お客さんはどうやって、あなたが通訳者として開店していることを知ることができますか? そういう看板、出してますか? 営業中の札、かけてますか?

もちろん物理的な話じゃありません。『通訳者でございます、お仕事お引き受けしております』なんて札を首から下げて歩くわけにもいきません。イメージの話です。

もし、そうした『開店している証拠』を見込みのお客さんに伝えていないとしたら・・・ もしかすると、とんでもない機会損失をしているのかもしれません。

ぜひ、見込みのお客さんにあなたが『営業中』であることを伝えてあげてください。

 

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