あなたならどのお茶にする?
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カセツウ通信 2019.10.17
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酒井@練馬です。
またひとつ夢を叶えました。
それについては明日にでも…
<あなたならどのお茶にする?>
先週の話ですが、埼玉の友達の
お家にスロベニアからお客さんが
来てまして。僕も一緒にお相手
するために埼玉に行ってました。
で、そのスロベニアの彼女が
お土産に緑茶が欲しいということで
スーパーに買い物へ。
ただ、「緑茶」といっても
種類もたくさんありますよね。
お茶のコーナーにはいろんな
ブランド名で商品が並んでます。
玉露、八女茶、やぶきた茶、
宇治、狭山茶、、、
スロベニアの彼女はもちろん、
僕も、ホストしている友達も
お茶のことはよくわかりません。
「まあ玉露がいいのかねぇ」
「高い方がいいやつなんだろうね」
とかそんな程度の知識です。
さて・・・
そんな彼女が選んだお茶は
いったいどんなお茶だった
でしょうか。
そして、それはなぜ?
ヒントはすでに出ていますよ
( ̄▽ ̄)
なんて書きつつ別に引っ張る
ことでもないのですぐに答えを
書くんですけど笑。
答えは「狭山茶」でした。
そしてその理由は・・・
「埼玉のお茶だから」です。
彼女が遊びに来ている
埼玉に名産のお茶があるなら、
他のどのブランドでもなくて、
せっかくだから「その土地の
お茶」がいい・・・と。
で、なんでメルマガで
こんな話をしているのか?
( ̄▽ ̄;)
それは・・・
人(僕ら)が商品やサービスを
選ぶ基準は「品質最優先じゃない」
ということを伝えるいい例だな、
と思ったからです。
上に書いた通り、彼女が狭山茶を
選んだのは「おいしいお茶だから」
というわけではありません。
高い、とか、安い、もほとんど
関係ありません。(幸いにも?
狭山茶は玉露ほど高くなかった
ですけど)
ただ「遊びに来ている土地の
お茶だから」。理由はそれだけ。
そして、それだけで十分です。
これって通訳や翻訳において
僕が普段から伝えていることに
通じるんですが、エージェントが
通訳者、翻訳者を選ぶ基準は
「スキルの高さだけ」では
ありません。
じゃあレート、ということでも
なくて、その通訳者さんや
翻訳者さんに何らかの思い入れや
関係性があると、「せっかくだから」
とお願いしたくなるものです。
だってコーディネータも人間ですから。
なので、仕事をもっと増やしたい、
と思っているなら、スキルを磨くのは
「大前提」とした上で、「それ以外」の
要素も意識しながらコーディネータと
好い関係を作れるような努力も
されていくといいかなと思います。
そうすると結果的に仕事が増える、
だけじゃなくて、その相手と
お仕事をするのが楽しくなって
いきますよ(^_^)
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
この手の話をする時にはいつも
必ず補足しているんですが…
「スキル、品質は後回しでいい」
ということでは決してありません。
一定以上のスキルや品質が
あることは「大前提」です。
狭山のお茶も「おいしい」ことが
大前提で、ただ僕ら素人には玉露や
宇治とかとの明らかな違いは
わからないだろうな、という
話だし、通訳や翻訳においても
一定以上のスキルはあるよね、
という話です。
この点、伝わりますよう(^_^)