通訳・翻訳じゃないとダメ?
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カセツウ通信 2020.5.4
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酒井@東京です。
ここしばらく何人かの方から
「通訳者になりたいんですが…」
「翻訳者になりたいんですが…」
って相談をいただくことがあります。
<通訳・翻訳じゃないとダメ?>
もうすでに通訳や翻訳を仕事として
やっている、その道に進んでいる方と、
こんな風にこれから進もうかと考えている、
どうしようか迷っている、という方では
アドバイスの中身も違ってきます。
で、後者、つまり「これから
目指そうかとしている」方には
「通訳や翻訳じゃないとダメ?」
ってそもそも論を投げたりします。
(すでにやってる方にも投げたり
することはありますけど笑)
言い換えると、「どうして通訳?
どうして翻訳?」の確認です。
もちろんそこにはいろんな理由や
思いが出てくるわけですが、
その理由や思いを確認した上で
「“それ”が叶うなら通訳や翻訳じゃ
なくてもいいですか?」って訊くと、
「そうかもしれない…」ってことが
案外あります。
で、その上で再選択ですね。
「正直、通訳翻訳の世界は厳しいです。
翻訳は機械翻訳だとかMTPEだとかで
数年前と情勢が変わっているし、
通訳は新型コロナで仕事も激減してます。
そういう厳しい戦場だということを
理解した上で“それでも頑張っていく”
“それでもなりたい”ならそれもよし、
応援します。が…
もしこれを聞いて“そこまでしんどいなら
別の道でもいいかもしれない…”と
思うようであれば、いまの内から
他の選択肢、通訳翻訳以外の道も
考えておくことをおススメします。
いまの話を聞いてどう感じてますか?」
答えは
「それでもやりたい!」の場合もあれば
「それだったら他の道も…」もあります。
どちらがいいとか悪いとか、
正しいとか間違ってるとか、
覚悟があるとかないとか、
そういう話じゃなくて…
プロの世界はそれなりに厳しい、
というのは通訳や翻訳に限った話じゃ
ないとは思いますが、少なくとも
僕が知ってる通訳翻訳の世界であれば
やはりどう考えてもある程度の
覚悟や情熱は必要だと思います。
そうなるためにはお金や時間も
かけていかなきゃいけないし、
そんな風に自己投資したからといって
必ず報われるわけでもないし、決して
ラクして儲かる仕事じゃありません。
そういうことを踏まえた上で、
自分自身に「通訳・翻訳じゃないとダメ?」
と問い直してみることは大切なんじゃ
ないかなぁ、と思います。
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
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