名刺・レジュメは日英併記すべき?
ブログ担当の酒井です。
名刺やレジュメ、日本語と英語(または他の言語)を併記した方がいいんでしょうか
たまに目にしたり受け取ったりしませんか? 日本語と英語(この記事内ではとりあえず“英語”にしておきますね)が併記された名刺って。名刺の場合なら、片面は日本語、もう片面は英語、というパターンもありますね。
で、僕も質問されることがあります。「併記しておいた方がいいんでしょうか?」
結論、、、というか、ある事実をお伝えすると、
『受け取った方はどちらかしか見ませんよ?』
・・・まあ、書かれてみると「そりゃそう」でしょうけど(^^;)
もちろん中には両方の言語が書いてあれば見る人はいるかもしれませんが、併記とか両面で作られてる名刺って、きっと同じことが違う言語で書いてあるだけですよね?だから両方を見たとしても意味がありません。その英語で英語力を測るわけもないし。
そもそもどうして日英併記をしようと思うのかを考えてみると、結局は名刺を作った側の都合にしか過ぎないと思います。「日本のエージェントにも海外のエージェントにも使えるようにしよう」みたいな。「別々で作るとまたお金もかかってもったいないから」みたいな。つまり、受け取り手のことは考えてなくて、あくまで自分が渡す視点で作ってるわけです。
もしかするとここでこんな風に思う方もいるかもしれません。
「受け取り手にとってほとんど意味がないのはわかった。じゃあ、併記にするマイナスはあるのか?」
これについては「普通の名刺」を作る分にはあんまりマイナスはなさそうですね。なんといっても上に書いた通り、受け取った方はその方の母国語以外で何が書いてあるか「気にすらしない」わけなので。ただ、ここで「普通の名刺」とわざわざ書いたのは一応僕なりの考えがあります。
名刺というのは「必ず受け取ってもらえる自己アピールツール」です。名刺交換を断られるって経験はほとんどの方はないですよね? 差し出したら受け取ってもらえるものです。
こんな風に名刺を「必ず受け取ってもらえる自己アピールツール」と捉えれば、せっかくのチャンスに名前、連絡先くらいしか書いてないのはもったいないと思います。せっかくならもっと自分をアピールできる、自分の強みを伝えられる情報を盛り込んだ方がいいんじゃないでしょうか。
でも、もしそこで「併記」にしてしまったら、ただでさえあまり情報を書けない名刺のスペースがほぼ基本情報だけで埋まってしまいます。これはもったいないと思います。
ちなみに両面の場合も同じ。僕の名刺は必ず両面を使って作っていますが、表面には名前や連絡先、キャッチフレーズなど、裏面にも実績やお客様の声などを入れるようにしています。
名刺に限らずいろんな場面でぜひ考えてみてほしいです。
「この情報をここに載せる意味はあるか、この情報を相手に伝える意味はあるか」
こういう投げかけができるようになると、「お客様目線」「相手目線」というのが身に着いていくと思います。ぜひいろんな場面で自分に投げかけてみて下さい。