翻訳のスピードを上げる方法

ブログ担当の酒井です。

「翻訳のスピードが遅い」というのは翻訳者にとって深刻ですが・・・

先日、そういうお悩みのご相談をいただきましたので、僕がお返しした内容の一部をこちらでシェアします。

さて、お抱えのお悩み・・・翻訳スピードが遅い、について。翻訳部のリーダーとして5年半の経験がありますのでその時の経験や実情を踏まえて僕なりのアドバイスを。

まあ実際のところ、多くの翻訳エージェントはタイトな納期に追われているような状況かと。そういう意味では翻訳処理量が他の方に比べて少ない、というのは結構なハンデになってしまうのは否めないかなと思います。

考え方は大きく3つあるかなと思ったのですが、

1.翻訳スピードを上げる施策・努力をする
2.早くない翻訳スピードに代わる魅力・強みを打ち出す
3.いまの翻訳処理量でOKな顧客を探す

どれも並行してやっていったらいい、ということですが、まあでも、「そんなこと言われても…」ですよね、きっと(^^;)

なのでもう少しずつ具体的に。

1.については、「翻訳に時間がかかる理由」をもう少し具体的に細分化して考えてみてはどうかなと。

リサーチ、翻訳、見直し、などなど、、、

どの工程に時間がかかっているんでしょうか。そして、その工程になぜそれほど時間がかかるのか?他の翻訳者との違いはどこなのか?(これは推測/仮説になるかも)

翻訳ってホントに「終わり」がないですよね。「不正解=誤訳」はあっても「完璧な正解」がないわけです。

多くの翻訳者さんが納期ぎりぎりまで何度も見直しをして、「時給換算するととんでもない時給になってしまう…」なんて悩みを話されてますが(低いということです)、その通り、翻訳にはいくらでも時間をかけることができます。

 

が、本当にその時間すべて必要か?

 

10時間かけてやる翻訳を30時間かけたからと言って「品質が3倍です」にはならないのが翻訳だと思いますが、その辺のバランスはどうか?完璧を求めすぎていないか?「商品」じゃなくて「作品」を作ろうとしていないか?

 

・・・と、この辺、誤解されるとよろしくないので補足しておくと、決して「妥協しろ」とか「そこそこでいい」という意味ではありません。

ただ、QCD(品質ーコストー納期)はどうしてもどこかでトレードオフの関係になります。そういう「バランスが偏りすぎていないか?」という問いかけにすぎませんのでその辺、伝わるといいなと思いますが…

で、一般的な実情を言えば、翻訳会社は「ビジネス」として翻訳を請け負っていますから、「納期/コスト」が重視される傾向があります。対して翻訳者さんの方は「品質」に重きを置きがち…職人タイプの方が多いからですね。ここにギャップがあるのかもしれません。

繰り返しですが決して品質は他の2要素に劣るとか優劣の問題ではないので、その点だけご留意を。

今日のシェアはここまでですが、いかがでしょうか。書いてあることに心当たりがある方もいるのでは・・・?

翻訳に限らず、自分の行動や時間の使い方を見直してみる、無駄はないか、無駄ではないが「やりすぎ」なところはないか、、、

そういう目線を持って振り返るクセをつけておくと、気付けばいろんなスピードが上がっているはずですよ(^_^)