自分を紹介してもらうときに大切なこと、わかってますか?

今日は紹介について。

通訳者に限りませんが、ビジネスにおいて紹介ってとても重要な要素です。自分ひとりで頑張るよりも、仲間や友人、知人の人脈を頼って人に繋げてもらった方が、格段にビジネスが広がります。酒井が読んだ本や人から聞いた説では、ひとりの人がコンタクトを取れる人数は、250人くらいいるそうです。『そんなにいないよー』 と思う方もいるかもしれませんが、きっとそれは無意識にその人脈を 『評価』 して 『除外』 しているんだと思います。そうしたフィルタを取っ払って、素直に 『自分が知っている人、連絡方法がある人』 を書き出していくと、きっと250人くらいはひねり出せると思いますよ(^_^)

という考え方をしていくと、酒井の周りに250人、その250人がさらにそれぞれ250人に紹介してくれたら、、、62500人にアプローチができるという計算になります。もちろん、実際には全員が250人の知人友人に紹介してくれるわけでもないでしょうから、あくまで理論値ではありますが、スゴイ人数ですよね。

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さて、多くの通訳者さんに接していた通訳コーディネータの立場から見ていたら、通訳者間のネットワークは強かったように感じます(実際、どうですかね?)。ある噂が広まると、あっという間に業界に広まる、、、と聞いて、『怖いなぁ』 と思うと同時に、『良い噂なら?』 と考えることもできますよね。それが、『紹介・口コミ』 になります。

紹介・口コミは、通訳エージェント側に対して、非常に強力なアピールツールになりえます。通訳エージェントはもちろん独自の基準を持ち、面談を行ったりスキルチェックを行ったりすると思いますが、それでも「これから付き合っていける相手かどうか」を判定するのに1回2回の面談やスキルチェックで十分とは考えていません。『合格!』 となったとしても、どうしても最初の依頼には慎重になってしまうものです。そんな時、すでにエージェントと取引実績を多く持つ(つまり、エージェントに信頼されている)通訳者さんから、あなたのことがポジティブに紹介されたとしたら、、、エージェントとしては、かなり積極的に最初の依頼をしようと考えることになります。これを使わない手はありませんね。

そして、重要なのはここから。「あなたのことをを紹介してくれそうな方」に対しての心構えです。

Aさん「お仕事が多いエージェントさんがあれば紹介してください!」

Bさん「”シリコンバレーで10年働いていた通訳者”と言ったら興味を持ってくれそうなエージェントさんがあればぜひ、紹介してください!」

どちらの方を、エージェントに紹介しやすそうでしょうか?さらに言えば、どちらの紹介文を受けたエージェントの方が、興味を持ってくれそうでしょうか?答えは明らかだと思います。後者ですよね。

ポイントは、Bさんは「自分をどのように紹介してほしいか」を自分で明確にしている点です。
もし何も言わないでいると、紹介者はBさんのことを紹介はしてくれるかもしれませんが、エージェントに伝わるのは「IT関連に強い通訳者さんです」くらいかもしれません。エージェントにとっては「そうですか、ITといってもたくさんいるんだよなぁ」になるでしょうね。でも、「シリコンバレーに10年?すごくいろんなこと知ってそう」と思えば、すぐにでも会いたくなります。

自分をどのように伝えてほしいかを自分で決める。これはなかなか日本人には出ない発想かもしれないなと思います。自己評価が厳しくなってしまいがちな国民性ですから。しかし、これは 『相手のため』 とも思って、自分をどう紹介してほしいかは、普段から自分で作っておいてください。セルフブランディングというやつですね。

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ちなみにもうひとつ。
紹介・口コミの場合は、伝言ゲームになることが大前提になってますから、「客観的な事実」を入れておくと良いと思います。上記の例だと、「シリコンバレーで10年」はどこまで伝わってもほぼそのままの意味を維持できると思いますが、「半導体関連に強い」など主観的な紹介だと、紹介者によって印象も全然変わる可能性があります。

USPの次は、セルフブランディング、ぜひ、考えてみてくださいね(^_^)

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