あなたの通訳/翻訳、試食できひん?
ブログ担当の酒井です。
NHK「まんぷく」観てますか?
今日このブログを書いているのは2019年2月18日ですが、これまでの「まんぷく」で、個人的にはいちばん面白い回でした。ドラマとして、というより、ビジネス・起業の視点からですが(^^;)
内容は、開発した「まんぷくラーメン」をいよいよ百貨店の店頭で売り出すという回。
まんぷくラーメンの価格は20円。当時の物価感覚について調べてみたら、お店で食べるうどん・そばが30円、ラーメンが40円とかだったようです。要は、「それなりに高い」という価格設定。(ちなみに本物のチキンラーメンは35円だったそうなのでますます強気ですね)
ドラマ内でもその価格設定についていろんな議論をやってたんですが、いざ、百貨店で「20円です」と言った時のお客さんの反応は・・・
「20円!?高い!いらんわ!」
でした。1時間突っ立っていてもひとつも売れない、と。で、、、やり方をこう変えます。
1.まずは食べさせる
とにかく作ってしまう。ラーメンですから作れば匂いが流れます。それにつられてやってきたお客さんに渡して食べさせます。反応は・・・「おいしい!」
2.特徴を説明する
「これ、3分でできるんです」とまんぷくラーメンいちばんの特徴を伝えます。お客さんの反応は「そんなんできるうわけあれへんがな」
3.目の前で作る
お湯を注いで・・・3分待つ必要がありますから、その間も突っ立っているのではなく、まんぷくラーメン開発のストーリーをお客さんに話します。ここまで来ればお客さんも耳を傾けてくれます。ストーリーを話すうちに3分が経って出来上がり。
4.売る
「これ、いいでしょう?おいしいでしょう?早いでしょう?それはもうわかりましたよね?で、これが20円です。いかがですか?」と、ここで初めて売る、と。
まあ結局、途端に完売御礼、ではなくて「2箱しか売れんかった…」なんて主人公たちは落ち込んでるわけですが、その辺はまたメルマガでも書くとして、、、
通訳コーディネータ、翻訳コーディネータは、常に自分たちの仕事を安心して任せられる通訳者・翻訳者を探しています。探していますが、「なかなかいないんですよ・・・」と嘆いてます。
そんなコーディネータたちに対して、「わたしがいるじゃないか!!」なんて・・・思いませんか?笑
だとしたら、あなたの通訳や翻訳も「試食」してもらうことはできないでしょうか?
まんぷくに出ている当時のお客さんほどではありませんが、コーディネータたちも、やっぱり「新しい商品=依頼したことのない通訳者・翻訳者」のことは少し心配です。なかなか手が出ない。
では、その心配を解消するために「試食」してもらってはどうでしょう。
え?「通訳や翻訳で “少しだけ試してもらう” なんて難しい」ですって?
いやいや、そんなことはありません。
わかりやすいところでは無料トライアルとか初回値引という戦略もありますし、それ以外にもいろいろな試食のパターンはあります。
「ビジネスが違うから関係ない!」なんて思考停止をさせずに、「このアイデア、このやり方、自分のビジネス(通訳・翻訳)でも使えないかなぁ」と思考を巡らせてみるところから始めてみると、その内に本当にいろんなアイデアが出るようになりますよ。
「酒井さん、すごいアイデアマンですね」といろんな方に言ってもらえている僕がお約束します(^_^)