すぐに使える、通訳の仕事を引き寄せるメールの習慣
クライアントとの連絡方法は?
詳細な説明や急ぎの回答が必要な場合は
電話になると思いますが、普段はメールが多いのではないでしょうか。
今日は仕事が増える通訳者のメールの習慣についてお伝えしていきます。
ある売れてる通訳者さんの言葉を書いておきますね。
『スキルを磨こうと通訳の練習をするより、メールのレスポンスを早くした方が仕事が増える』
酒井が11年間、通訳翻訳エージェントに勤めて
通訳コーディネータをしていたのは、このブログをご覧に
なっている皆さんであればご存知かと思いますが・・・
その元通訳コーディネータの酒井の立場から見ても、
なかなかの至言、そして事実ですね(^_^)
通訳コーディネータが通訳者に仕事を照会するのは、
『スキル的には問題なかろう』 という大前提があります。
なので、あなたの通訳スキルが
『おっ、ちょっと私、うまくなったんじゃない?』 という程度に
アップしていたとしても、通訳コーディネータ、通訳エージェント、
またソースクライアントの 『じゃあ仕事をお願いしよう!』 にはまったく繋がりません。
そもそも 『スキルが上がった』 も主観ですし、
ましてやクライアントに『わたし、通訳スキルがアップしましたよ!』 なんて
報告するわけでもありませんよね?。
そんな目に見えない『通訳スキルの向上』 に比べて、
『照会メールへのレスポンスが早い』という、
通訳コーディネータが自分のメリットとして実感できることに
働きかけるのはとても効果的なアプローチです。
その返信の内容は、『できます!!』 でなく、『別件がありNGです』でも、
『いま業務中なので●時ころまでにはご回答します』 でも良いんです。
『とりあえず早くレスポンスを返す』 ことがキモ。
これだけで通訳コーディネータはずいぶんと安心します。
特に 『●時までには連絡します』 は効果的です。
通訳者の確定が待てる状況であれば、
それならお返事いただけるまで待とうかな、という気持ちになります。
(少なくとも私はそうでした)
そして活用すべきが 『ユーザー辞書・単語登録機能』。
辞書機能、単語登録機能、スマホにもタブレットにも付いていると思います。
(たしかガラケーにもあると思います)
その辞書に、よく使う返信文を登録しておくだけです。
例えば、『NG』 と入れると、
『お問い合わせありがとうございます。大変残念ではありますが、その日は別件が入っておりお請けすることが適いません。恐縮ではありますが、またぜひお声掛けいただけますと幸いです』
くらいまで出てくる、という感じです。
『NG』 という2文字入力でこのアウトプット!! 効率の差は一目瞭然ですね(^_^)
こんな風に定型文を登録しておけば、
大げさではなくタイミング次第では照会メールから
10秒で返信することも可能だと思います。
(上記の例の ●時までには、だとひと手間いりますね、
1時間以内には、とか工夫の余地もあるかもしれません)
照会メールから10秒で返信がいただける通訳者さん、、、
酒井なら、最初に照会しますよ!!
さあ、登録には少し時間は必要かもしれませんが、
これが売れっ子の通訳者さん & 経験11年の通訳コーディネータが
『絶対に効果がある』 と太鼓判を押すメールの習慣です。
やらない理由は、ありませんよね!?