スキューバダイビングで18億円?
スキューバダイビングで18億円、稼げると思いますか?
そう、ダイビングで18億円稼いだ人がいるそうです。
すごくありませんか?どんな風に稼いだんでしょう。
答えは、ゴルフ場。
・・・でも、ゴルフ場でダイビングって、どういうことでしょうか。
その男性、グレン・バーガーさんは、『ゴルフ場の池に落ちたゴルフボールを拾って売ったらどうか?』 と思いついて実行に移したそうです。そして、これまでに合計18億円というお金を稼いだとか…
まあこの金額が本当かどうかはさておき、この話からお伝えしたいことは、ふたつ。
ひとつめは…
同じスキルでも使う場所によって得られる価値が変わる
ということ。
ダイビングのスキルをどこで使うか。
もちろん、趣味として使うのがいちばん多いでしょうね。酒井もライセンスを持っています。この場合は、価値は 『楽しみ』 です。もちろん価値がありますが、収入には繋がりません(良し悪しの問題ではありません)。
ここでは収入を得る手段と考えたら?
ダイブショップやインストラクターとして活用する、というのがいちばん多い選択肢だと思います。でも…少し調べてみたら、収入はあまり高くはないようですね。ましてや18億円なんて想像もつかない世界でしょうね。
なんだか不思議と言えば不思議じゃありませんか?同じ 『ダイビングスキル』 なのに、インストラクターは月収20万円そこそこ(だそうです)、グレンさんはゴルフ場でボールを拾って18億円。
・・・酒井はこれを、あなたの通訳にもあてはめてほしいなと思ってこの記事を書いています。
通訳エージェントや通訳者の仲間内で、『わたし、通訳者なんです』 と言ったら、どうなりますか?周囲の人は、『・・・??そりゃそうでしょう』 ってポカンとします(^_^;) 当然ですよね。
でも、通訳や翻訳の世界とは全くかかわりのない人に対して、『わたし、通訳者なんです』 と言ったら、どうなると思います?周囲の人は、『へぇー!通訳。すごいですねぇ!』 と言ってくれます。はい、ほとんどすべての人が言ってくれると思いますよ。
これが、同じスキルや商品でも、提供する場所によって得られる価値がまったく変わってくるということです。もしあなたが、通訳者としての限界を感じている、他の通訳者との差別化ができない、自分よりもっとうまい通訳者がいるからアピールできない、なんて状況なら、『売る場所=マーケットを変える』 ことも考えてみてください。
そしてこの考え方が、酒井がおススメしている 『パラレルキャリア』 に繋がっています。
せっかく培ってきた、磨いてきた通訳スキルや翻訳スキルを、通訳や翻訳以外で使えないかと考えてみたら、意外といろんな選択肢が出てきます。実際に個別コンサルでパラレルキャリアを構築された方、されつつある方もいます。ぜひ、いろんな可能性を考えてみることをおススメします。
そして、グレンさんの話からお伝えしたいことのもうひとつは…
バカげていると思えるアイデアでも、実行してみる大切さ
です。
『これ、いいかも』 とか 『やってみたら面白そう』 なんて思いつきレベルのことを、どこまでホンキになって 『まずやってみる』 のか。多くの人が、思いつきを 『でもこんなのバカげてるなぁ』 とか 『・・・ま、無理か』 なんて、やりもせずに手放します。
でもそれって…無理って決めてるのは、自分自身だってこと、いい加減、気付いた方がいいですね(^_^)