通訳・翻訳を諦めた方がいい人
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カセツウ通信 2020.1.30
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酒井@練馬です。
1月もあと2日…ですね。
どんな月になりそうですか?
<通訳・翻訳を諦めた方がいい人>
SNSである投稿を見まして。
一部を変えて引用します。
↓↓↓↓↓
台風で開かなくなったドア。
直すのに5万円かかるということで
悩んでいたけど、いろいろ不都合も
あったのでお願いすることに。
で、大工さんが来て道具で
どこかをグッとやったら
何事もなかったように開いた。
たぶん5分くらい。
…それで5万円?
なんだか騙された気分。
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受け止め方は人それぞれかと
思いますが…どう思いますか?
この方に同意する?
それとも同意しない?
でも、もしあなたがこの投稿者と
同じような感覚を持つようなら、
厳しいことを言うようですが
通訳、翻訳、いや、それに限らず
フリーランスとか個人事業主として
活動するのは諦めた方がいいでしょう。
うまくいくわけがありません。
会社員、パートやアルバイトなど
「お給料」を貰える仕事を勧めます。
なぜか?
だってこれって、通訳や翻訳でも
同じことを言われてしまうからです。
「1時間の通訳なのに〇万円?」
「“簡単な翻訳” でそんなにするの?」
「…なんだか騙された気分」
あなたがクライアントに
こういわれたらどう感じます?
「ハァ?」って思いません?
そういうことです。
「価値基準」にはいろいろ
ありますが、この大工さんの価値は
「〇時間かけること」じゃなくて
「ドアを直すこと」です。
その価値が5万円だと言ってるんです。
通訳や翻訳の価値は?
かけた時間じゃありませんよね?
そういうことです。
買い手の立場での価値判断は
あなた自身が売り手になった
時にも必ず自分に返ってきます。
正しい価値の評価をしましょう。
そのためには普段からのお金の
使い方を意識してみるといいです。
「自分は何にこのお金を
払っているんだろう」と
意識することで、自分が
どんなもの、どんなことに
価値を感じているのかを
実感することができます。
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
練習だと思って
ちょっと考えてみて下さい。
どんな工夫をすればこの
投稿者にも気持ちよくお金を
払ってもらえるでしょう。
「そんな客は相手にしない!」
なんてバッサリ切り捨てることも
できるでしょうけど、こういう事例で
「自分だったら…」って考えるクセを
付けておくと自分の事業・経営にも
必ずプラスになるのでおススメです。
P.P.S.
ちなみに僕なら…
時間単価次第ですが、
「早く終わっちゃったんで他に
何か困りごとがあれば見ますよ?」
なんて言ってお家の他の部分も
見せてもらって、サッと直せる
ような箇所なら直しちゃう、とか。
満足度も上がるだろうし、
もしかすると中には別途費用で
修繕を勧められるような箇所が
見つかるかもしれません。
そうでなくても「本来は料金に
含まれてないこともやってくれた」
って印象を残せるといいですよね(^_^)
これは通訳や翻訳でも
使える考え方だと思いますよ。