好きな仕事をもっと好きになるために
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カセツウ通信 2020.5.23
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酒井@埼玉です。
昨日のカセツウグループセッションで
出たトピックからのシェアを。
<好きな仕事をもっと好きになるために>
ええっと、どうしてこの話になったのかな(^^;)
「好きなことがあってうらやましい」的な
話だったのかな?「好きなことの見つけ方」
だったかな?「みんなどうして翻訳や
通訳をやってるの?」的な話だったかも?
まあいろんな要素があったと思いますが…
やっぱり通訳とか翻訳って
どこか根っこに「好き」がないと
続かない仕事じゃないかと思うんです。
だからそれを仕事にしている、
仕事にしたい、という前提で、
その「好き」を「もっと好き」に
するにはどうしたらいいのか、
というのが今日の話。
セッションの中で、僕から参加者の
皆さんに「どんな瞬間が好き?」って
投げかけをしたんです。
ポイントは「瞬間」と区切っていること。
「翻訳が好き」っていうのは
それはそれでいいんですけど、
その中にもいろんな「瞬間」が
あるはずなんですよね。
例えばセッション後に自分の「好き」を
言語化してグループページに投稿してくれた
方がいたのでその一部を引用させていただきます。
+++++
・最初はよくわからなかった部分が
調べていく中で解決して、他の部分とも
つながったとき→これがいちばん快感で、
小躍りするくらいうれしい瞬間です。
・今月の売り上げ目標を達成したとき。
・納品したとき。達成感!
・使いやすい辞書やツールに出会ったとき、
今まで知らなかった使い方を知ったとき。
・エージェントさんから
「クライアントさんから訳文を
褒めていただきました」という
フィードバックを貰ったとき。
嬉しくて泣きました。
・英訳をあれこれ考えて校正を重ね、
納得のいく訳文が完成したとき。
・勉強会やセミナーで「この名詞は
可算名詞?不可算名詞?theをつけるべき?
aにするべき?前置詞は何にする?」などなど
クラスメートとあーでもないこーでもないと
議論するのが大好き。
・案件を同時に3つぐらい抱えている状態が大好き
+++++
どうですか?
一方で、「翻訳が好き」と言っても
「好きじゃない瞬間」もあるはずなんです。
例えば…
+++++
・納期に追われているとき
・手持ちの案件がなくなって数日打診が来ないとき。
・メールに書かれた作業指示の
意味がよくわからないとき。
・ツールのトラブルが起きたとき
・終了案件のプリントアウトを
シュレッダーにかけるとき
(単に面倒なだけです笑)
・打診の仕方が要領を得ないので
一本のメールで済むことを何度も
やりとりしなければいけないとき
・毎月の請求書を作成するとき
+++++
これはどちらも翻訳者さんの投稿ですが、
あなたも共感できるポイントありますか?
( ̄▽ ̄)
そしてもちろん「さっぱりわからん、
理解できない、共感できない」も
あってもいいと思います。
大事なのは「自分なりの」
「好きな瞬間」「好きじゃない瞬間」を
見つけて言語化すること。他の誰にも
共感されなくたって「自分はこの瞬間が
好き/好きじゃない」ならそれでいいんです。
例えば上の例では、
「請求書を出す瞬間が大好き」とか、
「シュレッダーでサーっと仕事の
区切りを実感する瞬間が大好き!」
って翻訳者さんがいたって
不思議じゃありませんよね笑
で、それぞれ好きな瞬間と
そうじゃない瞬間がある中で、
「翻訳」というお仕事に
「好きな瞬間の割合」が多ければ
「翻訳が好き」になるだろうし、
そうじゃなければ「好きじゃない仕事」
になる、そういうことかなと。
で、こんな風に自分自身がどんな瞬間が
好きで、どんな瞬間が好きじゃないかを
言語化することで自己理解が深まります。
そしたら…
「好きな瞬間」を増やすようにして、
「好きじゃない瞬間」を減らすように
工夫していけばいいんです。
そうすればますます「好きな瞬間」の
割合が大きくなって、ますます
「翻訳が大好き!」になっていくはず。
さらに言えば、「翻訳じゃなくても
その好きな瞬間が味わえるように
するには?」という視点で考えれば
翻訳以外の仕事の可能性も見えてきます。
・好きな瞬間
・好きじゃない瞬間
ぜひ時間を取って言語化・リストアップ
してみてください。きっと自分でも
いろんな気づきが得られるはずです(^_^)
カセツウ・ビジネススクール
酒井 秀介
P.S.
カセツウのグループセッションは
フリーテーマなだけにこんな風に
いろんな話が飛び出します。
とても価値がある時間だと思うので、
興味があればお試し参加してみてください(^_^)
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