国際会議の同時通訳に「学位」は重要?

ブログ担当の酒井です。今日はいただいた質問へのご回答をシェアします。

国際会議で同時通訳をしたい、と考えている場合、大学の学位は必要か? 持っているならどれくらい有利なのか?

 

今回は「学位」でしたが、こうした「資格」については取得しておくべきなのか、重視されるのか、なんてご相談はよくいただきますね。そちらにも共通する回答かと思います。

 

さて、今回のポイントは「やりたい通訳業務を依頼する立場の人がどう見るか」です。

例えば、僕の場合はずっと東京の通訳翻訳エージェントで通訳コーディネータをしていましたが、通訳業務のほとんどが商談における通訳で、国際会議等での通訳業務はそれほど多くはありませんでした。

そういう意味では、僕がいた通訳エージェントの通訳コーディネータ達は、普段の業務においては「大学の学位」とか「通った通訳学校」などはそれほど重視していなかったと思います。僕がチームリーダーでしたから、僕だけがそうだった、というわけではないはず。

ただし、今回のご相談者が想定している通訳現場は、国際会議だと。ならば考える(というかリサーチする)べきなのは、「国際会議の通訳を手配する立場の人」がどういう点を重視しているのか、です。

ありていに言えば、僕が「そんなに重視しませんよ」と話したところで、国際会議を手配する立場の人が「当然、学位とか資格は気にしますよ」と言えば僕のスタンスはあまり参考にならないことになってしまいますね。

 

ただし一方で、ものごとにはステージというかステップがあります。

商談レベルの通訳経験をすっ飛ばして、いきなり国際会議での通訳現場に行けるかというと、それもまた難しい話でもあるでしょう。だとしたら、まずは商談レベルで経験を積む、そしてそのステージであればまだ学位などはあまり重視されないので学位取得の優先度を下げておく、そしていよいよ通訳経験を積んで「国際会議にチャレンジしたい、チャレンジしよう!」と思えた時に、改めて学位取得の重要性について検討してみる、なんて考え方もできると思います。

いまのご自分のステージ、次に目指すべきステージ、そういうことを考えながら優先度を決めていきましょう。

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